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「英文法さかさ勉強法」アドバンテージ・メディア英語教室のブログ

英語ニュース記事で英文法のポイント等を解説。旧「50歳からの英語練習帳」。講師61歳。40歳から英語やり直し。

関係副詞の「when」【第706回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-09-20 04:06:44 | 関係代名詞・関係副詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

アザラシとダイバーがとても仲良くなっています。彼らは20年来の友達です。
「関係副詞の「when」」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係副詞の「when」

▷今日の例文

 例▷ This diver caught an adorable moment on video when a wild grey seal swam up and hugged him underwater.

 訳例▷ このダイバーは、野生のハイイロアザラシが水中で泳ぎ寄ってきて彼にハグした微笑ましい瞬間をビデオに収めました。

▷実際のニュース映像はNowThis

▷解説

 「whey」「where」「why」「how」など「wh語」はさまざまな役割を担います。
 例えば「when」は主に以下の3通りの使い方があります。

 例1▷ My father was watching TV when I came home.
    (私が帰宅した時、父はテレビを見ていた。)
    ※これは接続詞の「when」です。  

 例2▷ I don't know when he came home.
    (彼がいつ帰宅したのか私は知らない。)
    ※この「when」は「wh名詞節」を作っています。「when he came home」が「彼がいつ帰宅したか」という名詞節になっています。

 例3▷ I remember the moment when he came home.
    (彼が帰宅した瞬間を私は覚えています。)
    ※この「when」は関係副詞の「when」で、「when he came home」は、直前の「the moment」を説明しています。

 「今日の例文」の「when」は「例3」の「関係副詞」の使い方です。
 「when a wild grey seal swam up and hugged him underwater」が、「an adorable moment」を説明しています。
 間に「on video」が入っているのでややわかりにくくなっています。
 
▷その他の単語

 diver: ダイバー
 catch: カメラにとらえる
 adorable: かわいい
 moment: 瞬間
 wild: 野生の
 grey seal: 灰色アザラシ ※greyはイギリス英語、grayはアメリカ英語
 hug: ハグする
 underwater: 水中で

▷今日の例文は「Now This」から
Wild Seal 'Hugs' Diver Swimming in North Sea



過去分詞の分詞構文【第705回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-09-19 04:15:34 | 現在分詞・過去分詞・動名詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

フレアスカート風の民族衣装を身に纏ったボリビアの先住民の血を引く女性たちチョリータス (Cholitas) が、6,000mの高さの雪山でサッカーをしています。
「和製英語」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 過去分詞の分詞構文

▷今日の例文

 例▷ Dressed in traditional attire, they climbed 5,890 meters to reach Huanya Potosi snowy peaks.

 訳例▷ 伝統的な衣装に身を包み、ワイナ・ポトシ山の雪に覆われた頂上を目指して彼女たちは5,890mを登りました。

▷実際のニュース映像はThe Sun

▷解説
 
 分詞構文は、現在分詞(〜ing)で始まることが多いですが、過去分詞を使った受動態の分詞構文もあります。
 この場合、過去分詞の前にあった「being」が省略されていると考えることができます。

 「今日の例文」の「Dressed〜」は、「〜を着せられている(〜を着ている)」という意味です。
 上の日本語訳では「身を包み」としました。
 また「今日の例文」のように、分詞構文が主節よりも先に来る場合もあります。

 過去分詞を使った分詞構文もその役割は、現在分詞を使った分詞構文と同じです。   
 「時」「同時」「結果」「理由」「条件」「譲歩」などの意味を表します。  

 ただし分詞構文の意味はあいまいなことが多いので文脈にあわせて適切な訳を考えなければなりません。

▷その他の単語

 dress: 〜に衣服を着せる
 traditional: 伝統的な
 attire: 衣服
 climb: 登る
 meter: メートル
 reach: 〜にたどりつく
 Huanya Potosi: ワイナ・ポトシ(西: Huayna Potosí)は、ボリビア・アンデスのレアル山群にある山である。 標高6,088m。 ボリビアの事実上の首都ラパスの真北、約20kmに位置する。※引用:wikipedia
 snowy:  雪に覆われた
 peak: 頂上

▷今日の例文は「The Sun」から
Woman play football match in the mountains





和製英語【第704回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-09-18 04:14:08 | 使い方
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

たくさんのテディベアがジェットコースターに乗っています。
「和製英語」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 和製英語

▷今日の例文

 例▷ Watch 22 teddy bears have the time of their lives on a roller coaster.

 訳例▷ 22匹のテディベアがジェットコースターに乗って楽しく過ごしているのを見てください。


▷実際のニュース映像The Sun

▷解説
 
 日本でよく使われているカタカナ言葉には英語のように思えて実は全然英語ではないもの、いわゆる「和製英語」がたくさんあります。
 こうした和製英語を本当の英語だと思ってそのまま海外で使用すると通じませんので気をつけなければなりません。

 よく使われている和製英語とそれを実際に英語で言う場合の言い方をいくつかご紹介しましょう。

 オートバイ▷英語ではmotorbike、motorcycleと言います。
 バイク▷日本ではオートバイのことをバイクということもありますが、英語のbikeは自転車のことです。
 フロントガラス▷英語ではwindshield(アメリカ)、windscreen(イギリス)です。
 バックミラー▷rear-view mirror  
 ガソリンスタンド▷filling station、gas station(アメリカ)、 petrol station、service station、garage(これら3つはイギリス)
 リフォーム▷家を「リフォーム」する場合はrenovationを使います。
 マイペース▷my own pace。このownが英語には必要です。
 スキンシップ▷physical contact
 ピックアップ▷「いくつかのもの中から好きなものをピックアップする」といった意味の「ピックアップ」は英語ではpick outです。

 「今日の例文」の中の「roller coaster」は和製英語ジェットコースターの英語での正しい言い方です。

▷その他の単語

 teddy bear: テディベア ※(ぬいぐるみの)クマの人形を言う。※有名な人形「テディ・ベア」の名前の由来はルーズベルト大統領の「テディ」にあたる。参考:セオドア・ルーズベルト - Wikipedia
 have the time of one's life: 楽しく過ごす
 roller coaster: ジェットコースター

▷今日の例文は「The Sun」から
Teddy Bear Roller Coaster




関係副詞の省略【第703回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-09-17 04:06:24 | 関係代名詞・関係副詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

中国の動物園でチンパンジーが見事な腕立て伏せをしています。
「関係副詞の省略」について、「The Sun」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 関係副詞の省略

▷今日の例文

 例▷ This is the amazing moment a chimpanzee copied the actions of a tourist doing push-ups at a zoo in south-western China.

 訳例▷ 中国南西部の動物園で、腕立て伏せをしている観光客の動きをチンパンジーが真似した驚くべき瞬間です。

▷実際のニュース映像The Sun

▷解説
 
 「今日の例文」では、時を表す関係副詞「when」が省略されています。
 省略を戻すと、
 
 This is the amazing moment when a chimpanzee copied the actions of a tourist doing push-ups at a zoo in south-western China.

 となります。
 
 「the moment」、「the time」などの語句が先行詞になる場合は、関係副詞の「when」は省略されるのが普通です。
   
▷その他の単語

 amazing: すばらしい、びっくりするような、驚くほどよい
 chimpanzee: チンパンジー
 copy: 〜をまねる
 action: 動き
 tourist: 旅行者
 do push-ups: 腕立て伏せをする 
 zoo: 動物園

▷今日の例文は「The Sun」から
Chimpanzee mimics zoo visitor doing press-ups




使役動詞の「let」【第702回英文ニュース記事で学ぶ「英文法さかさ勉強法」】

2021-09-16 04:07:51 | 使役動詞
こんにちは、アドバンテージ・メディア英語教室です。
今日もニュース英語で楽しく英文法を勉強しましょう!

小ヤギが背中に乗ろうと奮闘しているのをエミュは耐えています。
「使役動詞の「let」」について、「Now This」をもとに解説します。

▷今日のテーマ

 使役動詞の「let」

▷今日の例文

 例▷ Patience level: 1000 
      An emu at an animal sanctuary in Australia calmly let a baby goat try to hitch a ride on its back

 訳例▷ 我慢レベル1000%
オーストラリアの動物保護区のエミュが、赤ちゃんヤギが背中に乗ろうとするのを悠然と許していました。


▷実際のニュース映像NowThis

▷解説
 
 「〜に〜させる」という意味を表す「使役動詞」の中でよく使われるのが「make」と「let」です。
 同じ使役動詞でも意味合いはかなり異なります。
 「make」は主語が「〜に〜させたい」という意思を持って誰かにやらせる場合に使います。

 例▷ I made him come to the party.(私は彼をパーティに来させた。)

 この場合は、「I」の意思が現れており、しばしば「強制」的なニュアンスを伴います。
 もっとも、強制とはいえ「無理やり何かをさせる」という意味から「働きかけて〜の状態にする」という意味までかなり幅広く使われます。

 一方、「let」は誰かが何かをやりたがっていて主語の人がそれを許して「させてあげる」というニュアンスです。

 例▷ I  let him comet to the party.(私は彼をパーティに来させた。)

 日本語の訳では同じですが、こちらは「him」(彼)がパーティに来たがっていたのを「I」が許した、というニュアンスです。
 つまり「let」は「許可」の意味を含んでいます。

 「今日の例文」でも、この許可を表す使役動詞「let」が使われています。
 「赤ちゃんヤギが乗りたがっているのを許してそうさせた」という意味合いです。
  
▷その他の単語

 emu: エミュー ※オーストラリア固有の飛べない大型の鳥
 animal sanctuary: 動物保護区
 calmly: 静かに、穏やかに
 goat: ヤギ
 try to: 〜しようとする   
 hitch a ride on: ~に乗せてもらう
 back: 背中

▷今日の例文は「Now This」から
Baby Goat Plays with Emu at Australia Animal Sanctuary