素晴らしい試合でしたね~!
日本×韓国、まさにどちらが勝ってもおかしくない内容でした。
その「紙一重」を勝ち取ったプロセスに、
本当に手に汗握る、胸がドキドキする最高の経験を得ることができました。
大会運営以上の問題を孕むWBC。
(詳細は江頭さんのブログを参照ください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/marketing/article/135)
しかし、現時点で野球のチャンピオン国を決める唯一の大会であることは揺ぎ無い事実です。
2連覇を果たした意味は、日本の野球発展を語る上で避けて通れない出来事といえるでしょう。
よくサッカーとの比較で語られる野球ですが、
その観点から考えてみると次のようなことがいえるのではないでしょうか。
■「世界」とのつながり
Jリーグ開幕後、サッカーW杯への出場もあり、サッカーは「ワールドワイド」であり、
「世界と繋がっている」、「世界との実力差が明確になる」という感覚が広がったと思います。
公園でボールを蹴っている少年が、15年後にブルーのユニホームを着て世界を相手に戦う可能性がある、という意識や、世界に追いつくためには、という意識を植え付けてくれたと思います。
一方、野球は甲子園やメジャーリーガーを多く輩出したNPBがあるものの、「ドメスティック」なイメージを払拭できないでいたと思います。
メジャー流出が増える中で、NPBはメジャーの2番手である意識が充満していたと思います。ビジネスレベルはさておき、競技レベルの国際比較ができる舞台がなかったため、また、五輪での野球廃止などから、サッカーよりも「国際的でない」競技という印象が強かったと思われます。
■WBC2連覇の意味
まずは1回目の優勝を受けてWBC自体に対する国民の興味関心が非常に高まったと思います。
その結果、野球の国際的な広がりを認知することにも繋がったと思われます。
例えばオランダ活躍により、ヨーロッパでも高いレベルの野球が展開されているという印象を受けたと思います。これにより、野球の「ワールドワイド」な普及を実感できたのではないでしょうか。
また、何より2連覇を果たしたことにより、「日本の野球レベルは世界一」であることが紛れもない事実であることが認知されました。
「ドメスティック」であった野球は「ワールドワイドで世界の中心」へとその認識が変化し、これにより大きな流れができるでしょう。
選手の大多数は甲子園経験者であり、メジャーリーガーだけでなく、「国内組」も多数活躍しました。これにより高校野球はもちろん、NPBに対する興味関心が高まります。
甲子園⇒NPB⇒(メジャーリーグ)⇒世界一、という図式も明確に意識されたと思います。
これにより、国内野球への感心が否応なしに高まるでしょう。
・野球人口の増加
⇒観戦人口はもちろん、競技人口も更に増えるでしょう。
「子どもに始めさせたいスポーツ」のランキングも変化するでしょう。
(一位は水泳、2位サッカー、野球は3位。詳しくは次を参照。
http://www.bandai.co.jp/kodomo/question129.html)
・野球ビジネスの拡大
⇒観戦者、グッズ販売、放映権、CMを始めとする肖像権、スポンサー料などが増加し、
より大きなビジネスを展開するチャンスです。
前回優勝時にボビーバレンタインが提案したように、アメリカにNPBの放映権を売る、といった展開も考えられます。
いろいろと今回の優勝がもたらすであろう影響を書いてみました。
ビジネスサイドが今回の2連覇を如何にマーケティングするかは重要なことです。
でも、今回は純粋に野球という競技(選手のプレー)が「生きる活力」を与えてくれることを実感できたのが一番の収穫でした。
「一事にひた向きになれる」「大志を遂げること」の重要性や達成感を多くの人々が共有
できたのではないでしょうか。
「明日もがんばろう!」
このご時世に心からそう思わせてくれる出来事がスポーツから発信されたことに、この産業への価値を改めて感じることができた意義深い一日でした。
日本×韓国、まさにどちらが勝ってもおかしくない内容でした。
その「紙一重」を勝ち取ったプロセスに、
本当に手に汗握る、胸がドキドキする最高の経験を得ることができました。
大会運営以上の問題を孕むWBC。
(詳細は江頭さんのブログを参照ください。
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/marketing/article/135)
しかし、現時点で野球のチャンピオン国を決める唯一の大会であることは揺ぎ無い事実です。
2連覇を果たした意味は、日本の野球発展を語る上で避けて通れない出来事といえるでしょう。
よくサッカーとの比較で語られる野球ですが、
その観点から考えてみると次のようなことがいえるのではないでしょうか。
■「世界」とのつながり
Jリーグ開幕後、サッカーW杯への出場もあり、サッカーは「ワールドワイド」であり、
「世界と繋がっている」、「世界との実力差が明確になる」という感覚が広がったと思います。
公園でボールを蹴っている少年が、15年後にブルーのユニホームを着て世界を相手に戦う可能性がある、という意識や、世界に追いつくためには、という意識を植え付けてくれたと思います。
一方、野球は甲子園やメジャーリーガーを多く輩出したNPBがあるものの、「ドメスティック」なイメージを払拭できないでいたと思います。
メジャー流出が増える中で、NPBはメジャーの2番手である意識が充満していたと思います。ビジネスレベルはさておき、競技レベルの国際比較ができる舞台がなかったため、また、五輪での野球廃止などから、サッカーよりも「国際的でない」競技という印象が強かったと思われます。
■WBC2連覇の意味
まずは1回目の優勝を受けてWBC自体に対する国民の興味関心が非常に高まったと思います。
その結果、野球の国際的な広がりを認知することにも繋がったと思われます。
例えばオランダ活躍により、ヨーロッパでも高いレベルの野球が展開されているという印象を受けたと思います。これにより、野球の「ワールドワイド」な普及を実感できたのではないでしょうか。
また、何より2連覇を果たしたことにより、「日本の野球レベルは世界一」であることが紛れもない事実であることが認知されました。
「ドメスティック」であった野球は「ワールドワイドで世界の中心」へとその認識が変化し、これにより大きな流れができるでしょう。
選手の大多数は甲子園経験者であり、メジャーリーガーだけでなく、「国内組」も多数活躍しました。これにより高校野球はもちろん、NPBに対する興味関心が高まります。
甲子園⇒NPB⇒(メジャーリーグ)⇒世界一、という図式も明確に意識されたと思います。
これにより、国内野球への感心が否応なしに高まるでしょう。
・野球人口の増加
⇒観戦人口はもちろん、競技人口も更に増えるでしょう。
「子どもに始めさせたいスポーツ」のランキングも変化するでしょう。
(一位は水泳、2位サッカー、野球は3位。詳しくは次を参照。
http://www.bandai.co.jp/kodomo/question129.html)
・野球ビジネスの拡大
⇒観戦者、グッズ販売、放映権、CMを始めとする肖像権、スポンサー料などが増加し、
より大きなビジネスを展開するチャンスです。
前回優勝時にボビーバレンタインが提案したように、アメリカにNPBの放映権を売る、といった展開も考えられます。
いろいろと今回の優勝がもたらすであろう影響を書いてみました。
ビジネスサイドが今回の2連覇を如何にマーケティングするかは重要なことです。
でも、今回は純粋に野球という競技(選手のプレー)が「生きる活力」を与えてくれることを実感できたのが一番の収穫でした。
「一事にひた向きになれる」「大志を遂げること」の重要性や達成感を多くの人々が共有
できたのではないでしょうか。
「明日もがんばろう!」
このご時世に心からそう思わせてくれる出来事がスポーツから発信されたことに、この産業への価値を改めて感じることができた意義深い一日でした。