アドバンスカレッジ2005~目指せ!憧れのスポーツビジネス界~

スポーツビジネス&スポーツマネジメントを学ぶ学生に贈る。

スポーツにおける競合他社

2006年03月23日 | Weblog

映画を観に行くのが好きになってきました。
以前はレンタルビデオも好きではありませんでした。

今の映画館はシートも広く、ドリンクやフードも充実しています。
そして何より映像が綺麗で、音が素晴らしい!!
あの映像と音の迫力・臨場感は映画館でしか味わえません。
映画館の中でも施設が充実していて、係員の質も高ければ更にOKです。
心地よいエンターテイメントだなあ、と心から思います。

心地が良いといえば、街中で買い物してフラッと入るカフェのゆったりした時間も心地良いですね。
あれはボ~~っとできます。
服屋さんの店員さんとガッツリ話をして、意気投合して思わず高いものを買ってしまう時間も心地いい快感です。雑貨屋さんもしかり。

何が言いたいかというと、映画を観る・カフェでボ~~っと過ごす・服を買いに行くってようなことは目的ではなくて手段であるということです。
つまり、
『自分の価値観に合っていて、心地いいと思う時間を過ごしたい』
というニーズを満たしに行ってるんですよ。

このニーズは時と場合によって変化します。主観ですから。
騒ぎたい時はカラオケに行くかもしれません。
緑に囲まれたい時は公園にいくかもしれません。
1人で過ごすこともあれば、大勢で過ごしたい時があります。

それぞれの気分に合わせて、最適と思われる手段をチョイスしているに過ぎません。

で、大切なこと。
人間には平等に1日が24時間であること。
可処分所得(自由に使えるお金)は人によって異なること。

つまり時間消費型のエンターテイメントビジネスでは、ある程度決められたパイの範囲内で、顧客の取り合いをしている、ということがいえると思います。
映画を観に行っている時間は、他の事はできないじゃないですか。
映画観ながらカラオケはできないですよね。
24時間のうちの数時間と数千円を取り合う競争が、いたるところで発生しているんです。
スポーツビジネスもまた然り。

数ある時間消費型ビジネスの中で、如何に競争優位を獲得するのか。
ここがポイントになります。

まずは自分たちの置かれているビジネス環境を、狭義に定義してはいけません。
あらゆるものが競合他社であると考えられます。

では、観客動員を増やすためには??
『○○スタジアムに行けば、△△という雰囲気を味わえる。』
『××という心地よさがある』
というものを確立し、広めることです。
全ての人に受け入れてもらおうとしてはいけません。
しっかりと色・味を決めることが肝要だと思います。
じゃないと何色?何味?って誰にも好かれないものになってしまいます。

まずはどういったベネフィットをスポーツが提供できるのか?
既存のファンはどういったベネフィットを享受しているのか?

アンケート調査を基に、深層心理を探るアプローチも必要だと思います。

まずは
1.自分たちがどういったビジネス環境に身を置いているかを狭義・広義で定義し、
2.自分たちがどういったベネフィットを提供できるか、または求められているか認識し、
3.他のビジネスと違う競争優位点はどこにあるのかを明確にし、広く訴求する

こういたアプローチが必要だと思います。
『自分達は何者なのか?』
まずはこれをしっかり認識したいものです。

画像はお薦めの本です。
マーケティング的な思考や具体的な分析手法をざっくり知ることができます。
是非読んでみてください。


世界で初めての世界一!!

2006年03月21日 | Weblog

やってくれました!
ワールドベースボールクラシック

初めての大会で世界一です。
こんな名誉はありません。
何がどうなろうと、この大会が続く限り、
『第一回の優勝国は日本です』
ってアナウンスされるでしょう。

結果はともかく、ここまで上り詰めるプロセスが手に汗握りました。
相次ぐ選手の出場辞退、大会運営方法の問題、キューバの出場問題、そして世紀の誤審問題(今日もいましたね・・・)。
韓国に連敗し、メキシコが準決勝進出をプレゼントしてくれて・・・。

本当に選手・スタッフの皆さんは良く頑張ってくれました。
正直私は泣きましたよ

さて、ではこれで野球が本当に世界的にメジャーなスポーツになるでしょうか?
冷静になってちょっと考えてみたいと思います。

確かに大会が盛り上がり、野球に対する興味は喚起できたと思います。
この点では大成功でしょうね。
問題はこれをどうやって野球の発展につなげるか、です。

まずは競技人口を増やすこと。
そのためには野球の楽しさを伝える人材が必要です。
ルールを教えたり、プレーのコツ、技術を教えなければいけません。
そして道具も必要です。
野球は道具が高いので、この点が問題でしょう。

多くの国はプロのリーグが存在しません。
プロばかりでなく、アマチュアを含めた競技団体とリーグの整備をしなければなりませんね。
WBCをきっかけに、この大会で出た利益(利益出たのかな?)をどのように有効活用するかが大きなポイントだと思います。

サッカーの世界では、かつてクラマーさんが日本人に懇切・丁寧にサッカーを教えてくれました。
まさにサッカーの宣教師でした。
サッカーを通じてものの考え方や、哲学などを教えていく。
人間教育をしてくれたわけです。
こうした活動が世界基準の統括団体の指導の下、長期間に渡って実行されるのが理想ですね。

日本でも、プロチームが野球振興に動き始めました。
・ジャイアンツアカデミー⇒コチラから
・NPO法人ホークスジュニアアカデミー⇒コチラから

プロとアマの関係が完璧に良好ではない野球界にとって、こうした活動は未来に向けた大切な取り組みだと思います。
しかしながら、こうした活動を各球団に任せるのではなく、リーグの義務として位置づけるのはどうでしょうか?

今回のWBCでもわかったように、日本では野球ほど生活に入り込んだスポーツはありません。
誰もがみんな野球を知っていて、薀蓄を述べられるようなレベルにあります。
国民の野球に対する親和性は非常に高いのです。
選手に対する憧れもひとしおです。

こうした環境の下、元・選手がセカンドキャリアとして子ども達を指導する場を創ることにもなるし、何よりも元・プロに教えてもらえる子ども達のためになると思います。

WBCという世界大会の優勝という頂点の事実ばかりではなく、それを支えるために如何に底辺を広げレベルを高めるか、考える時期なのではないでしょうか?


サンガカレッジ2006

2006年03月20日 | Weblog

やっとこさ決まりました!!
どういった内容でやるのか、何をコンセプトにするのか。
今回はしんどかったです。

やはりヤツがいないと思うように進みません。
そりゃ貝瀬は頑張ってくれています!!
でも、いきなりさ、やれコンセプトだ!フレームワークだ!クラブ戦略との整合性だ!!
なんて話は無理ですよ。
僕と横谷だって無理です。
徐々に貝瀬も本気を出します(きっと)。
乞うご期待!!!

現在決定した内容を基にパンフレット作成中。
今回は経費削減(泣)に務め、私がイラストレーターを駆使して作成に当たっています。
カレッジ生にもヘルプしたかったんだけど、就活組みが多くてね・・・。
まあ、気にせず早く内定をゲットしてください。
それからガッツリと手伝ってくださいね。

細かなデザインや内容は後日メーリングリストで先行発表します。
お楽しみに♪
パンフができたらやる気に満ちた後輩や友人をたくさん紹介してね!

ちなみにアドバンスカレッジも準備中。
こちらはW杯明けくらいから開始できるかな??
今年は毎週土曜日あたりを狙っています。
まだ決定ではないのでわかりませんが、心ずもりだけはしておいてね。

ちなみにどんな講師の方のお話を聞いてみたいですか??


びっくり!

2006年03月18日 | Weblog

龍谷大学で講義をさせていただきましたのは今年の1月でした。
年明け一発目に近い仕事で、正月モードを何とか切り替え、100名を超える学生さんたちの前でお話させてもらった貴重な経験でした。

私は一方的な講義が嫌いです。
コミュニケーションしながらやりたいです。
そのために、講義の内容にまずは興味を持ってもらいたいです。
だからコミュニケーションとろうとします。
「何でだろう?」
って思いながら講義を聴くと頭に入ると思うからです。
でも、学生さんたちをそこまでもって行くのは難しいです。
しかも朝イチの講義。
いい勉強になりました。

何故こんな話をまたしたかというとですね、
「サンガカレッジ」でネットを検索すると出てきたんですよ、写真の画面が。
ここまでして宣伝してくれていたなんて、うれしいです。
是非また読んでください!!

そしてカレッジ生のみなさん。
サンガカレッジの価値を高めるべく、いろんな形で情報発信をしてください。
面白い企画やアイディアがあれば、是非一緒に形にしましょう!

しんいち、何かやろうや!


絆を深める

2006年03月16日 | Weblog

この度サンガカレッジ修了生を対象としたメーリングリストを開設しました
1期生・2期生の枠を超え、またサッカーやサンガに限らず、就職やアルバイト、進学に関する情報交換ができたらいいなあと思っています。

修了生の中には就職で京都を離れた学生もいます。
彼ら・彼女らと疎遠になってしまうのは非常に惜しいです。
そんなメンバーにも、少しでも生の情報を送れたらいいなあと思っています。

また、各地の情報を共有できたり、先輩方に進路相談ができたりする場にもなったらいいなあと考えています。
メールで連絡を取り合って、実際に会って話すような機会も出てくるでしょう。
そうやってサンガカレッジの絆が深まっていけばOKです。
どんどん活用してください