しかし、今回は中村順さんが登場!!
ピムさんから伝授されたヨーロピアンなサッカー観が紹介されています。
フリーマン、スペース、喰い付かせる、インサイドキック・・・。
(オープン!とグっと!は紹介されていませんでした。笑)
ほんの数年目、僕は順さんと同じ部屋で、育成のコーチの皆さんが毎日のようにヨーロッパの試合のビデオを観ながら議論をしている内容にそば耳を立てていたのを覚えています。
順さんのお話には「理論」を感じることができました。
どうすればゴールを奪えるか。
ゴールを奪うためには、どういうパターンを作らなければならないか。
そのパターンを作るためには・・・・。
逆算して「これを作るためにはこれが必要!」という筋道があるなあ、とサッカーを全く知らない私も納得しながら、わかった風にビデオを見ていたのを記憶しています(笑)ちなみにこの「わかった風」が僕の得意技の一つですが・・・。
組織化?個人か?なんて言われますが、組織としての戦略を形にするためには、個人のスキルや発想が必要で、両者は2分割できるものではなく、相互補完的に関係していると感じています。
しかし、確かに組織重視と個人重視の考え方は存在します。
その両者をつなぐ「ロジック」を順さんの話を聞いていて感じたのを昨日のように思い出しました。
そんな話を聞いていて、サッカーの試合が行われているピッチ上には、現代の企業経営に通じる部分が多々あり(例えば瞬時に相手のスペースを判断し、ボールを出すことは、ポジショニング戦略であると同時に、個人のケイパビリティがなければできないことです。またゴールを奪うためにはリスクが必要であり、このことは利益を得るために企業が行う投資の決断に似ている気がします)、そしてそのピッチ上で展開されるサッカーは、両者の目的(=ゴールによる勝利)は同一であるにも関わらず、その過程が異なってきます。
その過程に人間としての価値観や生き方を感じるのです。
(その哲学的な部分を感じさせるサッカーのことを、順さんは「フットボール」と呼んでいる気がします。違ったらゴメンナサイ。。。)
まだお読みでない方は、会社や大学の古新聞を引っ張り出してみてください。