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チラシの裏

宇宙探偵マグナス・リドルフ など

2016年07月04日 | SF
2106年7月4日(月)
「宇宙探偵マグナス・リドルフ」(ジャック・ヴァンス 国書刊行会Jヴァンストレジャリー第1回配本)の最初あたり。
「ココドの戦士」は昔SFマガジンで読んでいたはずだけどすっかり忘れていた。
ヴァンスの初期作品(1950年前後に書かれていている)なので、パルプSF風な設定ですが、
読んでいても古臭くないのは不思議。
おおざっぱに人類=米人VSエイリアン=非米人、と考えると、
マグナス・リドルフは人類でありながら、エイリアンの視点を持つ、
というキャラクターに設定されていて、ヴァンスの船員時代の経験が投影されているのかも。
「魔王子シリーズ」のカース・ガーセンの年老いた姿がマグナス・リドルフ、という説がありました。
(発表年代は逆ですけど)
「マックス・カラドスの事件簿」(アーネスト・ブラマ 創元推理文庫)、
はじめの2、3を読んで放置。ホームズエピゴーネンながら、探偵とワトソン役にわけありの過去あり、
という設定はホームズものに無い新機軸を感じるものの、
ホームズもののプロットのうまさを再確認せざるを得ない。
「音楽入門」(伊福部昭 角川ソフィア文庫)は
「シン・ゴジラ」公開に合わせた文庫化か。解説が鷺巣詩郎というのもナイスなキャスティングです。
春期のアニメは「クロムクロ」一択というか、
「クロムクロ」さえあれば他はなにも要らないんです(「三者三葉」と「ハイフリ」はちょっと欲しい)。
「鉄人28号」以降、「マジンガーZ」「ガンダム」「マクロス」「エヴァ」など
ロボットアニメの精髄を下敷きにしつつ、絶えて久しい王道ヒーローロボットアニメ。
戦国時代からコールドスリープしてきたサムライを主人公に据えることで、
現代の青少年がロボットに乗ることに対する逡巡を回避させているところが巧み。
岡村カントクは最後まで頑張ってほしい。
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