goo blog サービス終了のお知らせ 

spin out

チラシの裏

国書刊行会の《未来の文学》第Ⅱ期

2006年01月20日 | SF
ジーン・ウルフ『デス博士の島その他の物語』 (短篇集)
アルフレッド・ベスター 『ゴーレム100』
『アンソロジーⅠ/グラックの卵』浅倉久志編訳
『アンソロジーⅡ/ベータ2のバラッド』 若島正編
クリストファー・プリースト 『限りなき夏』(短篇集)
サミュエル・R・ディレイニー 『ダールグレン』

す、すごい。ほんとにこれで採算が合うのでしょうか。こんなラインナップだったサンリオSF文庫はバブルの中でもあえなく潰れていったのに。

ベスター 『ゴーレム100』
プリースト 『限りなき夏』
『ベータ2のバラッド』
はそのサンリオSF文庫の近刊予定にあがっていて、ついに刊行されなかった、いわば置き土産。

ウルフ 『デス博士の島その他の物語』
ディレイニー 『ダールグレン』
はアメリカ現代SFの精華みたいなものですが、ブロックバスター路線のハヤカワSF文庫ではぜったいに翻訳されない作品でもあります。

『ダールグレン』は誰が翻訳するんでしょうねえ。意味のない(ように思える)描写が延々と続く超大作らしいですぞ。『ゴーレム100』は「虎よ!虎よ!」「分解された男」のベスタ―を期待しないほうがいい失敗作らしいです。

第一回配本の 『デス博士の島その他の物語』は2月刊行の予定らしいです。Ⅰ期シリーズで刊行された同著者の『ケルベロス第五の首』は、難解な作品でしたからねえ。あなた買います? わたし? ま、買うでしょうね。サンリオSF文庫は青春でしたから。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« クトゥルー | トップ | 春陽文庫の思い出 »

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

SF」カテゴリの最新記事