ベストSFは人によりそれぞれでしょうけれど、
私にとって生涯のベストSF3冊、と言えば
この作品が入ることになっています。
早熟の天才作家サミュエル・ディレイニーが24歳ごろに発表した作品です。
シンプレックス、コンプレックス、マルチプレックス
この3つのキーワードを使い、めくるめくようなセンスオブワンダーが
180ページに凝縮されています。
たった180Pと言うなかれ、その奥にはその10倍以上もの長さの物語が広がっています。
しかも主役はたった3人(+1個?)
そしてジュブナイルの形で書かれているにもかかわらず、
どの大人向けSFより魅惑的です。
敵を倒すとか、巨大宇宙戦艦を破壊するとか、星が滅びるとか、
ゲームプレイ的クライマックスではなく、
主人公の意識がマルチプレックスとなる時点が
哲学的クライマックス、というところも60年代風であります。
私にとって生涯のベストSF3冊、と言えば
この作品が入ることになっています。
早熟の天才作家サミュエル・ディレイニーが24歳ごろに発表した作品です。
シンプレックス、コンプレックス、マルチプレックス
この3つのキーワードを使い、めくるめくようなセンスオブワンダーが
180ページに凝縮されています。
たった180Pと言うなかれ、その奥にはその10倍以上もの長さの物語が広がっています。
しかも主役はたった3人(+1個?)
そしてジュブナイルの形で書かれているにもかかわらず、
どの大人向けSFより魅惑的です。
敵を倒すとか、巨大宇宙戦艦を破壊するとか、星が滅びるとか、
ゲームプレイ的クライマックスではなく、
主人公の意識がマルチプレックスとなる時点が
哲学的クライマックス、というところも60年代風であります。
びっくりしてYahoo!オクを検索すると1500円で1冊だけ出品されてました。
すごいぼろぼろでしたが、うっかり安いと感じてしまいました(^_^;)
そんな値がついてるんですか!
エンパイアスターは、同じ著者の
早川書房/海外SFノヴェルズ『プリズマティカ』
に収録されていますが、こっちもたぶん絶版でしょうから、それなりの値がついているかもしれません。
でもこちらはハードカバーですので、図書館にある可能性が大です。