
帯には「元辣腕編集長が実体験をもとに書いた、某大手出版社が出版を中止した禁断の書」とあります。
なんかすげーことが書いてあるのか!
残念ですが、帯にあるほど危険な話ではないかわりに、
エリート意識過剰な上から目線の文章が読めます。
単純にテキストをPDFにした電子書籍を出し続ければ、既存の出版メディアは消滅するしかない。
動画や音声などのマルチメディアと融合したものでなければ、電子書籍の意味がない。
という論旨はうなずけるものの、禁断の話というほどの予測ではないですよね。
どこかの出版社の企画だったのにもかかわらず、
断られた理由は文章の間からちらほらと見えるエリート意識なのではないでしょうか。
曰く、自分は芥川賞候補になった私小説家の息子である。
世界経済の解説書の国内読者は最高学府を出た官僚や企業人だけ、
その数約400万人。あとはゴミと貴重品の区別もつかないバカども。
そしてそんなバカどものツィッターをフォローするのはまたバカどもである。
(P207~P214)
あとがきで、「トレンドセッター」という名称を使ってずいぶんと持ち上げているのは、
ハイパーメディアクリエイターの高城剛(沢尻エリカの元夫)。
かつて最先端を生きていた高城剛氏は、現在すべての所持品を捨てて放浪生活をしている。
高城剛氏曰くメディアの価値はライブにこそある云々。
数時間の読書時間がムダになりました。
■出版大崩壊 電子書籍の罠 山田順著 文春新書
なんかすげーことが書いてあるのか!
残念ですが、帯にあるほど危険な話ではないかわりに、
エリート意識過剰な上から目線の文章が読めます。
単純にテキストをPDFにした電子書籍を出し続ければ、既存の出版メディアは消滅するしかない。
動画や音声などのマルチメディアと融合したものでなければ、電子書籍の意味がない。
という論旨はうなずけるものの、禁断の話というほどの予測ではないですよね。
どこかの出版社の企画だったのにもかかわらず、
断られた理由は文章の間からちらほらと見えるエリート意識なのではないでしょうか。
曰く、自分は芥川賞候補になった私小説家の息子である。
世界経済の解説書の国内読者は最高学府を出た官僚や企業人だけ、
その数約400万人。あとはゴミと貴重品の区別もつかないバカども。
そしてそんなバカどものツィッターをフォローするのはまたバカどもである。
(P207~P214)
あとがきで、「トレンドセッター」という名称を使ってずいぶんと持ち上げているのは、
ハイパーメディアクリエイターの高城剛(沢尻エリカの元夫)。
かつて最先端を生きていた高城剛氏は、現在すべての所持品を捨てて放浪生活をしている。
高城剛氏曰くメディアの価値はライブにこそある云々。
数時間の読書時間がムダになりました。
■出版大崩壊 電子書籍の罠 山田順著 文春新書