饗（ＭＯＴＥＮＡＳＨＩ） くろき１

次のお店に向かいます。

 

駅からテクテク歩く間にも、目線はラーメン店を追ってしまいます。

「味噌」と「カレー」のラーメンを売りにした渋い店があり、気になりました。

 

そんなこんなしていたら、行列が目にはいることに

饗（ＭＯＴＥＮＡＳＨＩ）　くろきです。

やはり人気のあるお店ですね。

広い通りの割に、周りにはあまり人がいないんですが、ここだけは行列が

和風な作りをしたお店で、ガラス張りの部分があるところが変わっているなあ。

そこから中の様子が見えます。

ということで中からも外の様子が見えるということですね。

 

しばらく待っていると、中に案内されました。

まずは食券を買います。

その食券を事前に渡して待つスタイル。

厨房が狭いからか分かりませんが、二人で切り盛りしているんですねえ

こりゃ大変だわ。

奥にいる方がご主人、がっしりした方で、風格がありますね。

途中、ドアを開けっ放しにしている人がいたので、「すみません、お客さんが寒いのでドアを閉めてください。」とビシッと注意していました

 

そんなこんなで席へ。

席はカウンターと奥にテーブルが一つだけあります。

外にあったメニューはこんな感じ。

夜は飲めるお店のコンセプトらしいですが、これでも空くのかなあ

でも、つまみメニューも気になるし、限定のタンメンも良いですねえ。

確かによく見ると焼酎がたくさん飾ってありますね

 

すごく凝っているのが分かりますね。

 

そして、こちらも。

レンコ鯛と鰯かなあ。一番向こうの細いのがよく分かりませんでした

 

調理の様子が見える作りで、ワクワクしますね。

ここは塩と味噌の両極端なラーメンを提供するようです。

見ていると、味噌は鍋でガッツリ炒めながら作っています。

結構分量もワイルドに見えますね

ああ、でも美味しそう。

頼んでいるのは塩の方が多く、こちらはまた丁寧に作っています。

 

さて、相変わらず行列が続くお店。

逆にガラス張りの部分からは外が見えるのですが、時々可愛い女の子が店内の様子を見ています

たまに目があったり

こんな作りのお店は珍しいなあ。

 

さて、来ましたか

塩そば　750円（細麺）

 

他のメニューも気になりましたが、シンプルにいきました。

まずはそのスープを。

「・・・。」

すみません、たまに何も考えられなくなる時があります。

「このスープ、メッチャ旨い」

 

なんだろう、本当に動物とか魚介とかそんなハッキリした味でなく、ガツンと旨みが来る感じ。

「塩」自体は全く目立たないというか、奥まったところにあって、まさにスープを生かすための調味料という役割です。

これは旨いなあ

和風と言えばそうなんだけど、どこか洋風な味わいも感じます。

やばい、スープが止まらないので麺を。

 

細麺のストレートですが、これまた良いですねえ。

細いのにもっちりしていて噛むと心地よく、小麦の味わいも出ています。

こんな自家製麺作られると、やばいッスね

 

 

具は海苔、小松菜、チャーシュー、白髪葱、揚げタマネギ。

具にも自信があるのがよく分かりますが、まずはチャーシュー。

 

低温調理のチャーシューはピンク色をしていて、食べるのが惜しいくらい。

そのまま置いておくと段々色が変わっていきます。

食べてみるとやはり柔らかくて美味しい

具にも力が入っていますねえ。

 

そして、揚げたまねぎでしょうか。

最初、ゴボウチップかなあとも思いましたが、これが良いアクセントになっています

独特の香ばしさと食感。

で、気に入ったのがメンマの食感と味付け。

美味しくエキスを吸っている感じですねえ

 

麺を食べていると、こちらが。

なぜか太麺が一本混ざっていました。

まさか、これも演出ではないだろうなあ

 

スープ、麺、具、どこを取っても素晴らしく隙がないんですが、やはり一番凄いのはスープでしょうか。

このスープの組み合わせというかバランスは凄いなあ

勉強になります。

実はこちらのお店の奥に、ラーメン本少々と多種多様な料理のいろいろなスープの専門本がありました。

ラーメンを作るために「スープ」の勉強をすごくしたようですね

 

 

最後に気になった奥のものを。

 

乾燥　梅干を投入しました。

これがまた、良いんですよ

いやあスープと合うなあ

柚子なんかはよく使われますが、こんな梅は良いですね。

 

最後まで美味しく完食

もちろん一滴も残りませんでした。

個人的にかなりストライクなお店で、ぜひまた来たいですね

 

本日の一言

「ここへ来て、今年、一番美味しかった塩かも」