横浜27団ローバー隊

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「僕」

2007-07-27 07:13:49 | 投稿

最近テレビなどで、よく女性の芸能人が自分を指して「僕」って使っているのを耳にする。もちろん、「僕」っていう言い方だけでなく、男の乱暴な言い方をまねていう女性もいるが。いつごろから女性も「僕」って言い始めたのかな?【英語では男女問はず「I」と言うが、もちろん日本語では使い分けている。ただ英語でも就学前の子供は、自分のことを日本語で「~ちゃん」にあたる「dear」を使っているらしいが。】

そういえば昔、大学の工学部の中に行くと女子学生も「僕」って使ってたことを思い出す。そう考えると日本語を話す上で大切なのは男や女ではなく内部の話なのか公的な話なのかもしれない。もちろん「私」は、そんじょそこらの女の子ではないのよという自他を区別する断定的な言い方として、また否定的な言い方として「僕」って使うのかもしれない。

うちには女房以外に女の子がいないんで、今の女の子の使っている言葉の感覚に触れることができないが、今の女の子のたくましさを体格や体力、そして運動能力だけでなく言葉においても認めなくてはいけないのかもしれない。

 そうこういろいろ考えていたら、そういえば私の母親の親戚のおばさんも時々、自分のことを「わしら」と男口調で話す場面に出くわしたこともあったな。一瞬なんじゃこりゃ?とも思ったが、そのたくましいこと。苦労したあかしかなとも感じたが。与謝野晶子の「君しにたもうなかれ」の大胆な文章とメッセージを知って驚き、さらにそれが戦時中に作られたことを理解した時に感じた「僕」を思い出した。

 もっともっと女性はたくましくなれ!男もたくましく鍛えよう!  小山


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