2017年4月18日(火) オフの日

2017-04-18 21:51:56 | 日記
今日はオフ。

まだ4月中旬なのに初夏のように暑い日だった。

5日ぶりの休日で、今日はいろいろと雑用をこなした。


☆ ☆ ☆

今日気になった書籍。
『下流老人』で一躍有名になった藤田孝典氏の新刊。

貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」というのがあり、
日本では「相対的貧困」が急速に拡大しているのだそうだ。

もうアベノミクスなんて可及的速やかに止めさせるべきだろう!




『貧困クライシス』
(著)藤田孝典
毎日新聞出版


全国民に問う。「貧困は自己責任だから、助けなくていい」のか?日本では貧困が広がり続けている。それも驚くほど速いスピードで。気づいたら身近に迫っていて、身動きができなくなっているかもしれない。これまでも私は、「下流老人」や「貧困世代」という言葉で警鐘を鳴らしてきている。 本書では、そんな拡大し続ける貧困について、全世代を網羅して見ていく。

もはや高齢者も若者も子どもも、そして男性も女性も貧困に苦しんでいる。いまだかつてこのような時代はなかったはずだ。東南アジアにはスラムで生活して路上で寝ている子もいる、日本はまだ豊かである、といった論には異議を唱えたい。

本書でも詳述するが、貧困には「絶対的貧困」「相対的貧困」があり、路上で寝なければならないような壮絶な貧困は絶対的貧困と呼ぶ。日本では、健康で文化的、そして人間らしい生活ができないようなもの、いわゆる相対的貧困が拡大しているのだ。「今は貧しいけれど地道に働いていれば、幸せな老後が待っている」という希望を失った社会は、絶対的貧困ではないけれども、常に「貧困クライシス」にさらされ、極めてストレスフルだと私は考える。

幸い、ほっとプラスには年間約500件を超える相談があり、支援者である私たちは、極めて貧困が見えやすい位置にいる。見えてきた貧困を少しでも社会に伝え、多くの人とクライシスを共有していきたい。そして、早めに貧困に気づき、対処できる力を養っていただきたいと切に願う。

本書を通じて、日本が生涯貧困に至った背景と実態をつまびらかにし、起死回生の道を多くの読者と模索したい。

【目次】
●第1章 若者の貧困
●第2章 中年の貧困
●第3章 女性の貧困
●第4章 老人の貧困
●第5章 貧困ニッポンを生きる 社会と個人ができる最善策





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