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2021.12.26 『道有林』(163m)  瑞穂貯水池の畔で

 土曜の夕方安平町追分の、

「ぬくもりの湯」で汗を流した後、

「瑞穂ダム」近くの「ハビウ林道」入り口で車中泊とした。

ここは誰も来ることがなく落ち着けるし、

テレビの電波も届くのでいい。

ただこの日は寒くそこに着いた時点で-8℃だった。

夜間酒を飲みながらくつろぐのだが、

車のエンジンをかけっぱなしにはできないので、

極力厚着をしてエンジンを切る。

そして就寝後だが、

夜中に寒くて目が覚め、

眠れなくなってしまった。

冬期間の車中泊では-25℃対応の、

シュラフに入って寝るのだが、

使用年数が長くなると耐寒性が落ちてくる。

なにか工夫をしなければ。

 日曜の朝起きだすと外気温が-14℃!

寒いわけだよねえ。

寝不足でどうも調子がよくない。

まるで車に酔ったような気持ちの悪さだ。

それで予定していた山行を変更し、

「瑞穂ダム」から冬季通行止めとなっている林道を歩き、

面白い点名の「道有林」に登ってみることにした。

 移動して「瑞穂ダム」の堰てい広場に行くと、

外気温は変わらず-14℃。

車外に出るのがおっくうでしかたがない。

しかし早く登って帰途に着かなくては!

実はこの前夜週末は別行動、

としていたHiromiから連絡があり、

体調が悪いことと自宅のガス設備が調子悪く、

入浴もできない状態とのこと。

休日では業者も呼べないため、

私が行ってみることにしていた。

 まだ日が昇らない中駐車地をスタート。

すぐに冬季通行止めの大きなゲートを越える。

広く直線的な林道を約1.5km歩く。

積雪は20cm程度。

サラサラでツボ足で十分歩行可能だ。

しかし手先が冷たい!

体が温まって最後に手先が温かくなると言うから、

自然に小走りとなる。

ランナーじゃないのによう・・・

ところが気温がとにかく低く、

なかなか温まらない。

 広い林道を小走りで歩いて、

前方に「水明橋」が現れると、

右斜め前方に目指す「道有林」が見えた。

そこでこの橋を渡って藪入りしようとした。

ところがそこに林道が現れたので、

迷わずそれにのった。

林道を進むとこの日も、

「胆振東部地震」の爪痕を目にすることとなった。

崩壊した斜面が広がる。

ただ、その奥では現在休止しているものの、

復旧作業が進められている様子。

 崩壊地の中で、

目指すピークに続く尾根に取り付いた。

藪は薄くて問題なく登る。

背後には崩壊地独特の風景が広がる。

この風景を私は好んできた。

一種独特の雄大な風景を背にして、

ピークに立ったのだが、

三角点標石が雪に隠れて見つからない。

一帯をストックでつつきまわるが、

一向に当たらない。

それより相変わらず冷たいままの手先が、

痛みに変わってそれどころではなくなった。

早々にあきらめて下山する。

そして林道に下り立ったころ、

ようやく指先にぬくもりが感じられるようになった。

急ぎ足で歩いて駐車地へ。

 帰途でHiromiの家に寄り、

ガス器具や接続を確認。

一点気付いたところがあったので、

それを操作すると問題なく復旧した。

私が行って解決するくらい、

簡単なことで済んでよかった。

 

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