北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2017.1.21 『別狩岳』(666m)
今日は久しぶりに単独だった。
トレーニング登山は一人だが、実際の山行では、
4年近く前に『神居尻山』でHiromiと知り合い、
『ミニ山の会』に招き入れてからは、ほとんどHiromiを伴っての山行が続いてきた。
そして大いに助かってきた。
車の燃料代が半分で済む。
毎回きっちり割り勘にしているので、
ディーゼル車の現在はハイブリッドカーに乗っているようなもの。
助かる、助かるぅ~
そんなHiromiは今日の午前中出勤となり、同行できなかった。
今月は土曜日が晴天に恵まれてうれしい限りだ。
昨日の予報で天候の心配がなく、どこでも狙える感じだった。
しかし、日帰りのため遠くへは行きたくない。
樺戸山地が距離的にちょうどよい。
そして今日の『別狩岳』には何度も登り、
ルートを3本開いたが、毎年登っても飽きないいい山だ。
最寄りの道々脇に、この山に登る人のために施設されたのではなかろうかと思えるような、
絶妙な位置に駐車スペースが有り、冬季もきっちり除雪されている。
誠に不思議な駐車帯だが、とにかくありがたい。
この駐車帯を逃すと「青山ダム」までそのようなスペースは見当たらない。
そんなありがたい駐車地を、
7時40分スタート。
スタートしてすぐ当別川を渡るのだが、その当別川に古い橋が架かっていて、
この後春先になり、氷が融けても川を渡ることができる。
おまけにアプローチがなく、そのまま入山だ。
冬季に除雪された駐車スペースが有り、橋を渡らせてくれてアプローチがなく、
しかも『別狩岳』に最短距離で登れる。
こんな山が他にあるだろうか?
「至れり尽せり」とはこういうことを言うのだろうと、
ひとりで納得しながら歩を進める。
スタートして間もなく広葉樹林帯に入り、長くは続かず針葉樹林帯へ。
広い尾根に沿ってゆっくり高度を上げていく。
この辺りは尾根が複雑に入り組んでいるので、土地勘がないと歩くのは難しい。
途中で尾根を乗りかえ、一旦桂沢川の枝沢まで下降する。
そして登り返すのだが、ここからが長い急登となり、
このルート中一番きついところだ。
そんな登りに辛抱しながら淡々と歩を進めると、
突然前方の視界が開け、純白のオープンバーンが現れる。
この斜面は道々を車で走っていても、すぐ目に入る。
この純白の斜面を登りながら、昨年の3月にここを下降していたときのことを思い出した。
下降中、クレバスに落ちた大鹿を発見したのだった。
“レスキューToshi”が中心となり、救出作戦開始!
同行していたAotaとHiromiが手を貸したものの、救出することはできなかった。
そんな大鹿が白骨となってこの下に埋まっているのだなあと・・・
9時30分、「586mP」。
このピークから見る風景は実に雄大だ。
樺戸山地の展望台と言える。
そしてこのピークから先がいよいよ核心部。
頂上手前のピークまで細尾根が続き、
スノーシューでは踏破できない部分もある。
そんなところはスノーシューを外し、ザックにくくりつけて突破。
この山域でも今冬は積雪が少ないので、細尾根がいつもより更に痩せて見える。
頂上手前のピークまで上がると、あとはすぐ先に見える頂上まで広い稜線を歩く。
10時25分、頂上。
今日は一貫して晴天で、頂上から見る360度遮るもののない景色が素晴らしかった。
そんな中、特に増毛山地の姿が美しいなあ。
何度も立ったピークではあるが、また新たな感動を胸に下山を開始。
下山は速い。
淡々と下って、
11時45分、駐車地。
う~ん、今日の『別狩岳』は天気が良かっただけに、言うことなし!
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そしてそちらには登ったことがない。
駐車スペースを確保するのが大変なんだわ。
道路脇をスコップで掘らなきゃならないので、これまで通りすぎるだけだった。
また、そちらはガイドブックで案内されているため、足が向かない現実もある。
踏み抜いたら終わりでしょ。怖い・・
もう2本北側の尾根を登ると、いくらか危険度は減少するが、頂上へは遠回りになるんだわ。
いずれにしても、落ちても雪が柔らかいうちは大丈夫だ。