おまけの人生・・・

無理なくボチボチやって行きます・・・(;^_^A

父親達の星条旗

2006-10-30 23:30:51 | 外国映画
『 父親達の星条旗 』

 太平洋戦争の末期、硫黄島では日米軍による戦闘が開始されようとしていた。アメリカ軍は当初、5日もあれば硫黄島は落ちると目していたのだが、その予想は外れ、日本軍を相手に36日間もの死闘を繰り広げることになる。

≫≫ 公式サイト

06/10/30 【 × 】
※  ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ



 4Kハプニングの時に貰った有効期限が明日までのただ券があったので、仕事が終わった後行ったらなんと・・・
今日はシネコンオープン2周年記念と言うことで、
「どなたでも1000円でご観賞いただけます」と書いてあるではないですか!
1000円で観れる日にただ券を使うのはもったいないので、ギリギリ最終日の明日に回すことにして今日はポイントとシネマイレージ稼ぎも兼ねて1000円で観ることにしました。
観たい映画は色々とあったのだけど、この作品しか時間帯がちょうど合うのがなく、戦争映画はあまり好きじゃなかったのですが、ブログ友が優しい映画だったと言っていたので観ることにしましたが・・・やはり鬼門でした。。。

観なきゃ良かった、、、。

悲惨なだけでなく、表現が悪いのですが胸くそが悪くなってしまいました、、、。

批判的な感想しか書けないです。
唯一共感できたのが先住民族の中から戦地に赴いたアイラの心情でした。
アイラの苦悩が一番よく理解できました。
“英雄”と呼ばれるのが辛く、お酒を飲んで誤魔化すしかなく、結局お酒が元で亡くなってしまった。
とてもいたたまれない気持ちでした。

それに引き換え、何ですか!? レイニーのあの婚約者!
帰還した時に列車のホームまで彼の母親と共に迎えに行ったのはまだ頷けるが、その後のパーティーで着るドレスのことを考えたり(ルーズベルト大統領死去の報道によりパーティーを自粛しなくてはならないと分かった途端の落胆振り!!!)、それ以後の国民に国債を買ってもらうためのツアーと言う公の場にしゃしゃり出てきてレイニーに腕を絡ませカメラ目線でポーズを取るなどと目立とう精神の塊で・・・
式典の場で、新聞に載った写真に写っていたのに生きて帰って来れなかった兵士の母親に言葉をかけに行ったレイニーの側に擦り寄ってきて「お悔み申し上げます」と言うその神経!!!
お悔みを言えばいいと言うものじゃないでしょう!?息子をなくした母親に自分達の幸せな姿を見せるのって・・・?
あまりにも無神経な行動に腹が立ちました。

戦地では兵士達が命を削って戦っているのに、国内では弾を買うお金もないと言いながらもツアーと称し、綺麗に着飾った人達が酒を酌み交わしている・・・
着飾ったり酒を飲んで宴会する金があるなら戦地に回せばいかがですか!?

それと、エンドロールで映し出されていた写真・・・
報道は大事なのかもしれないけど、死と直面しながら必死で戦っている兵士の後ろから付いて行き写真を撮ると言うのは・・・?
どうして一緒に戦わないのですかって感じでした。

この映画が始まる前に、「映画が終わった後に12月9日に公開されるこの映画の2部作の『硫黄島からの手紙』の予告編がありますので最後まで席を立たずにご観賞ください」と流れていたが、さっさと退場したかったです。
誰一人として立ち上がろうとしなかったので、そこで席を立つわけにも行かず最期まで観てしまいましたが、『硫黄島からの手紙』は観ようと思わないです。


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あらあら(^^; (しんちゃん)
2006-10-31 08:13:29
 金がないとかいいながら、国債を売りまくってるアメリカはまだあれだけの「精神的」「物資的」余裕があったってことだよね。



 Qちゃんのその憤りはヒーローとして「人寄せパンダ」として借り出されたあの3人と同じ気持ちだと思います。「戦地」と「銃後」の差がすごいよね。
返信する
理不尽 (ちー)
2006-10-31 10:37:59
戦争映画に理不尽はつき物・・・
殆んどが勝組の道理を通すけど Qちゃんの怒りを
読むと勝組の内部暴露も濃厚に描かれているみたい
ですね。 アカデミーの内側、みたいな映画
(ドキュメント)で米国の戦争映画は
数年先の大統領戦の始まり・・・だとか。
見た人に与える(残す)快感と不快感の差が数年先の
国民の支持に現れる。
Qちゃんの評価×って凄いですよね!
誰が誰を陥れてるのか知らないけど
そんな事に映画が利用されるって悲しい。

返信する
明後日 (松ちゃん)
2006-10-31 22:10:29
観に行こうと思ってるのだ。
ホントは昨日行きたかったんだけど、メンズデーだったから
おっさん達が多いと思って(;^_^A
「戦争物」は私も苦手だけど、観ておかなきゃいけないかな~なんて。
あえて二部作にしたと言うトコでも、日米両側からの視点が少しでも垣間見えるかと。
実際は私等なんて「傍観者」でしかないんだけどね。
「憤り」を感じるのはそれだけ「理不尽さ」を感じたとゆー事なんだね。
戦争に付随するモノは、全てくだらなくてしょーもない。
そう感じる心が、大切だと思う。
明後日、頑張って行ってこよ~っと。
返信する
三者三様 (Qchan)
2006-11-01 01:06:43
しんちゃん
あの生き残って帰ってきた3人がそれぞれ違ったのが
とても印象深かったです。
3人の中では中立的立場で、何も言わずツアーに従い
戦争の話は一切しなかったと言うドクもまた
語らないことにより苦悩を秘め続けたんだろうなと思う。


ちーさん
もひとつとかそんな感じじゃなかったのです。
観なきゃよかったと思うと言うことが×なのです。
あまりにも悲惨すぎました。
日本側から見た硫黄島はもっと悲惨を極めていると想像されます。


松ちゃん
私も観ておいた方がいいなかな?
知っておくべきだろうな?と思って観たの。
でも、かなり苦痛でした、、、。
たぶん日本側から観た硫黄島は絶えられないと思う。
返信する
さすが・・・ (ゆうぞう)
2006-11-01 15:15:31
クリント・イーストウッドと言うべきなのでしょうか?
やはり何か問題啓示をしてきてるようですねぇ。

私も戦争映画は苦手なので、どうしたものか・・・
イーストウッド監督作ってことでちょっと興味あったんですが。
苦手な人は見ない方がいいのかも??
返信する
かなり悲惨です! (Qchan)
2006-11-02 09:25:53
ゆうぞうさん
目を覆いたくなるようなシーンがたくさんあります。
R-12指定がないのが不思議なくらいです。
(血しぶきが飛ばないから?)
戦地とアメリカ本土の状況の差があまりにも激しすぎます。
同じ戦争の中にいた日本は国内は食べるものも食い詰め、鉄製品は戦車などの戦争機材に使うためにあちこちからかき集められ、かなり悲惨な状況だったと思われるのに・・・

私もクリント・イーストウッド監督と言うことで興味があったのですが・・・
悲惨な光景とグロさを我慢できるなら観てもいいかも?
返信する
私も・・ (はむきち)
2006-11-21 17:28:20
私もQちゃんと同じくアイラに一番共感でました!!
私もあの立場なら同じことするような気がしました。。
あとそうです!!そうですとも!!
あの婚約者
もし私が彼の立場なら婚約解消するやろなぁ~って思いました。。
返信する
なんだかね・・・ (Qchan)
2006-11-21 23:50:09
はむきっちゃん
決して英雄ってわけじゃないのに英雄扱いされ、
振り回されて可哀相だったよね・・・

あの婚約者は許せなかった!
私も婚約解消すると思った!
返信する

コメントを投稿