『 待合室 』
山間にある寒村。深い雪に閉ざされる町。
そんな町に全国各地から、旅人が立ち寄って、駅の待合室に置かれた命のノートを開いてゆく。
旅人の書き込みに、返事を書き続けているのが、駅前で酒屋を経営している夏井和代だ。
和代は最愛の夫と娘を病魔と事故で失う。
希望を失いつつ、生きていれば必ずいい事があると自らを奮い立たせ、日々を送ってきた。
大雪が降り注ぐある日、国道を歩いて来た浩一が待合室で野宿した。
翌日、浩一はノートに次のような事を書き残して旅立った。
「妻と娘に死なれ、静岡から死ぬために歩いて来ました…。」
和代は、浩一の安否を気にしつつ、励ましの言葉をつづるのだった。
さらに和代が気にかけていたのは、地元に住む晶子だった。
≫≫ 公式サイト
06/12/06 【 ◎ 】
※ ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ
嗚咽をこらえるのが大変なほど、涙なしでは観られませんでした。
寒村・・・貧しくさびれた村と言う意味だが、それだけじゃなく、冬には深い雪に覆われ寒々しい町での心温まるお話だった。
旅人達が記していく書き込みに対してひとつひとつ返事を書き続けている一人の女性。
旅の途中で立ち寄った時に書き込んだものに返事が書かれているなど知らずにいる人がほとんどだろうに、返事を読まれることは殆どないだろうに、それでもせっせと返事を書き続けている・・・
全編を通じてあちこちに色んな形の“愛”が溢れている。
血の繋がりの母と子ではなく、大きな意味での“母の愛”
おにぎりひとつにこめられるあったかい愛情
何気ないちょっとした心遣いや人との触れ合いが寒々とした景色の中で光っていた。
そこに行って“おばちゃん”と話をしてみたいな~と思った。
山間にある寒村。深い雪に閉ざされる町。
そんな町に全国各地から、旅人が立ち寄って、駅の待合室に置かれた命のノートを開いてゆく。
旅人の書き込みに、返事を書き続けているのが、駅前で酒屋を経営している夏井和代だ。
和代は最愛の夫と娘を病魔と事故で失う。
希望を失いつつ、生きていれば必ずいい事があると自らを奮い立たせ、日々を送ってきた。
大雪が降り注ぐある日、国道を歩いて来た浩一が待合室で野宿した。
翌日、浩一はノートに次のような事を書き残して旅立った。
「妻と娘に死なれ、静岡から死ぬために歩いて来ました…。」
和代は、浩一の安否を気にしつつ、励ましの言葉をつづるのだった。
さらに和代が気にかけていたのは、地元に住む晶子だった。
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06/12/06 【 ◎ 】
※ ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ
嗚咽をこらえるのが大変なほど、涙なしでは観られませんでした。
寒村・・・貧しくさびれた村と言う意味だが、それだけじゃなく、冬には深い雪に覆われ寒々しい町での心温まるお話だった。
旅人達が記していく書き込みに対してひとつひとつ返事を書き続けている一人の女性。
旅の途中で立ち寄った時に書き込んだものに返事が書かれているなど知らずにいる人がほとんどだろうに、返事を読まれることは殆どないだろうに、それでもせっせと返事を書き続けている・・・
全編を通じてあちこちに色んな形の“愛”が溢れている。
血の繋がりの母と子ではなく、大きな意味での“母の愛”
おにぎりひとつにこめられるあったかい愛情
何気ないちょっとした心遣いや人との触れ合いが寒々とした景色の中で光っていた。
そこに行って“おばちゃん”と話をしてみたいな~と思った。