おまけの人生・・・

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葉桜の季節に君を想うということ ( 歌野 晶午著 )

2006-09-23 01:44:32 | 本など々
 友達に薦められた「葉桜の季節に君を想うということ ( 歌野 晶午著 )」と言う本を「ダヴィンチの罠」と一緒に図書館で借りていたのだが、DVDを観る方が忙しくて、なかなか読書をする暇がなく、そうこうする内に2週間後の返却日になってしまい、1ページも読んでなかったので貸し出し期間を延長してもらい、貸し出し期限最終日の今日やっと読み終わった!
しかも、昨日の内に読み終えることができなかったので、仕事が終わったあと図書館に行き、そこで残りを読んで返却したのだ!
職場の向かいに図書館があると言うのはなんと素晴らしいことだろう~♪

しかし、この本にはタイトルにすっかり騙されてしまった!
葉桜の季節に君を想うということと言うから、ラブストーリーなのかな?と思いきや・・・

いきなり、「射精したあとは動きたくない」と言う書き出しに思わずドン引きしてしまい、エロ本!?
「おいおい!一体どんな本を薦めたんだよ~!

まさか、変な本を薦めるわけもなし・・・
ラブストーリーを読むようなキャラでもないし・・・と思いながら読み始めたのだが、話があちこち飛ぶからややこしくなる。
その飛び方も同じ次元でのあっちの話こっちの話ならまだ理解も出来るけど、過去に遡ったり現在に戻ったりと忙しい。
しかも、ある日付の話をするのに、この日の話をするためにはまずこの話からしておかなくてはならないと言った感じで状況説明的な文章が入ってくるのが煩わしい。
そんな書き方をしなくても順序だててある日付の話に持っていけばいいのにと思いながら読み進めて行く内に、その書き方や話の飛び方にも次第に慣れて行った。

ジャンルとしてはミステリーの部類に入るのだろうか・・・?
(今、カスタマーレビューを見たら、ミステリー大賞になった作品だったらしい
主人公である将虎が蓬莱倶楽部たる悪徳商法の被害に遭った友達のために一肌脱いで真相を追究していくというストーリー展開。
その中で過去に飛んだり現在に戻ったり、Aさんの話になったりBさんの話になったりと場面展開が飛びすぎる。

高校に通っていて大学受験を目指してる後輩キヨシ、キヨシの憧れのマドンナ愛ちゃんは最近おじいさんと死に別れた。
この愛ちゃんの「おじいさん」と言うところが曲者!

終盤に名探偵コナンよろしく謎解きが始まるのだが・・・
謎解きまで達する前に、途中で「ん?何か変」と感じるところがあり、私なりにある程度の予想は立てていたのだが、主人公には騙されました!
って言うか、主人公に関しても途中で「え?何で!?」と思うところがあったのに、何でそこで気付かなかったのか・・・!?
で、騙されたと気付いて途中の部分を遡って読み直してみると「あぁ、そうか~」
そして、その「あぁ、そうか~」が明確になった時に再びドン引きしてしまった。

ミステリーねぇ~・・・
まぁ、ミステリーっちゃ~ミステリーなんだろうけど・・・

ちょっと消化不良になった感じだったので、ミステリーの女王アガサ・クリスティーを借りて帰って来た。(苦笑)