『 ゆれる 』
東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。
懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。
だが渓谷にかかった吊り橋から智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。
事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。
≫≫ 公式サイト
06/08/01 【 ○ 】
※ ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ
「たけし」だと思ったら「たける」って読むんだったのね!?
ってのがまず思ったこと。
劇場に貼ってあった雑誌の切り抜きに監督のコメントが載っており、香川照之とオダギリジョーのことを絶賛していた。
香川照之は脚本を読んだときにこの役は自分じゃなきゃできないと言ったそうで、監督が考えてた以上に稔の性格や精神面をうまく読み取り表現してたと書いてあったので、どんなものかと思いながら観たら・・・
表現方法が悪いのですが、はっきり言って吐き気がするほど気持ち悪かったです。
何だろう~・・・意識的にやったのかどうかは分からないけど、ちょっと不自然だなと感じるほど役にのめり込んでると言うか、誇示し過ぎと言うか・・・
冒頭の法事のシーンで弟を招き入れるところから始まり、食事のシーンでのお酒を注いで回ってるとことか、癇癪を起こした父親を宥めて畳を拭いているとことか、洗濯物をたたむ後姿とか、川で妙にはしゃぎ回ってるとことか・・・見せつけているように感じられました。
そこまで大げさに演技しなくても分かるのに・・・って感じでした。
裁判が始まってからの演技の方が自然さが出てたし、面会室でキレたとことかなんかはあの人らしいな~って感じで観られました。
すぐにキレてしまう、伊武雅刀演じる父親の性格を受け継いでいながら、表面的には出さず、ずっと自分の中に押し殺して生きてきたけど、キレてしまう・・・
周りの人から見たら信じられないような豹変振りだけど、本人の中では分かっていたことだと思う。
でもね、考えようによっては、もしかしたら、お兄ちゃんがキレたのは演技だったのかも知れない・・・
稔はやっぱりお兄ちゃんで、弟の行動は全てお見通し、カマをかけたのもそうだし、キレて見せたのも自分がそう言う行動をしたら弟がどう言う反応をするか分かった上でやったことなのかも知れないと言う見方もできる。
弟が証言台で発言した時の表情からそう言うところが読み取ることもできるが・・・
真相は・・・?
田舎での生活が嫌で逃げた弟、逃げたくても家業を継がなくてはならないために逃げ出すことができずにいた兄
逃げ出すきっかけとして自首したのか・・・?
出所してから駅に向かうバスに乗ろうとしたのはそのため・・・?
全ては謎につつまれたまま・・・観た人の想像で話は色んな方向に展開するんだと思う。
しかし・・・、実に凄かったです。
オダギリジョーも頑張って熱演でした。
ほんとに役者ぞろいの演技合戦を観ているようで・・・
が、香川照之のアクの強さに思わず吐き気がするほどで、彼1人でこの映画をくってると感じたのは私だけでしょうか・・・?
あとね・・・、劇場の音響がマズかったのか、もしくは放送禁止用語だったのか・・・?
1箇所オダギリジョーが口パクのところがあったんだけど・・・
川に警察が来て事情聴取をしている時に、警察が「3人で渡らなかったんですか?」って聞いた直後のシーン、離れたところにいる兄を指差しながら口は動いていたのに音が出てなかった・・・
映画案内ではオダギリジョー主演ってなってるけど、オダギリジョー主演???
香川照之の間違いじゃないの!?って思ったら、オダギリジョーの目線でストーリーが進んで行くから主演だったのね・・・
ちなみに、余談ですが・・・
吊り橋が怖くて渡れない私です。。。
吊り橋での香川照之の迫真の演技は息を止めて観てしまいました。。。
自分が釣り橋の上にいるようでほんとに怖かったです
東京で写真家として成功した猛は母の一周忌で久しぶりに帰郷し、実家に残り父親と暮らしている兄の稔、幼なじみの智恵子との3人で近くの渓谷に足をのばすことにする。
懐かしい場所にはしゃぐ稔。稔のいない所で、猛と一緒に東京へ行くと言い出す智恵子。
だが渓谷にかかった吊り橋から智恵子が落下してしまう。その時そばにいたのは、稔ひとりだった。
事故だったのか、事件なのか。裁判が始められるが、次第にこれまでとは違う一面を見せるようになる兄を前にして猛の心はゆれていく。
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06/08/01 【 ○ 】
※ ◎・・・よかった ○・・・まあまあ △・・・もひとつ ☆・・・おすすめ
「たけし」だと思ったら「たける」って読むんだったのね!?
ってのがまず思ったこと。
劇場に貼ってあった雑誌の切り抜きに監督のコメントが載っており、香川照之とオダギリジョーのことを絶賛していた。
香川照之は脚本を読んだときにこの役は自分じゃなきゃできないと言ったそうで、監督が考えてた以上に稔の性格や精神面をうまく読み取り表現してたと書いてあったので、どんなものかと思いながら観たら・・・
表現方法が悪いのですが、はっきり言って吐き気がするほど気持ち悪かったです。
何だろう~・・・意識的にやったのかどうかは分からないけど、ちょっと不自然だなと感じるほど役にのめり込んでると言うか、誇示し過ぎと言うか・・・
冒頭の法事のシーンで弟を招き入れるところから始まり、食事のシーンでのお酒を注いで回ってるとことか、癇癪を起こした父親を宥めて畳を拭いているとことか、洗濯物をたたむ後姿とか、川で妙にはしゃぎ回ってるとことか・・・見せつけているように感じられました。
そこまで大げさに演技しなくても分かるのに・・・って感じでした。
裁判が始まってからの演技の方が自然さが出てたし、面会室でキレたとことかなんかはあの人らしいな~って感じで観られました。
すぐにキレてしまう、伊武雅刀演じる父親の性格を受け継いでいながら、表面的には出さず、ずっと自分の中に押し殺して生きてきたけど、キレてしまう・・・
周りの人から見たら信じられないような豹変振りだけど、本人の中では分かっていたことだと思う。
でもね、考えようによっては、もしかしたら、お兄ちゃんがキレたのは演技だったのかも知れない・・・
稔はやっぱりお兄ちゃんで、弟の行動は全てお見通し、カマをかけたのもそうだし、キレて見せたのも自分がそう言う行動をしたら弟がどう言う反応をするか分かった上でやったことなのかも知れないと言う見方もできる。
弟が証言台で発言した時の表情からそう言うところが読み取ることもできるが・・・
真相は・・・?
田舎での生活が嫌で逃げた弟、逃げたくても家業を継がなくてはならないために逃げ出すことができずにいた兄
逃げ出すきっかけとして自首したのか・・・?
出所してから駅に向かうバスに乗ろうとしたのはそのため・・・?
全ては謎につつまれたまま・・・観た人の想像で話は色んな方向に展開するんだと思う。
しかし・・・、実に凄かったです。
オダギリジョーも頑張って熱演でした。
ほんとに役者ぞろいの演技合戦を観ているようで・・・
が、香川照之のアクの強さに思わず吐き気がするほどで、彼1人でこの映画をくってると感じたのは私だけでしょうか・・・?
あとね・・・、劇場の音響がマズかったのか、もしくは放送禁止用語だったのか・・・?
1箇所オダギリジョーが口パクのところがあったんだけど・・・
川に警察が来て事情聴取をしている時に、警察が「3人で渡らなかったんですか?」って聞いた直後のシーン、離れたところにいる兄を指差しながら口は動いていたのに音が出てなかった・・・
映画案内ではオダギリジョー主演ってなってるけど、オダギリジョー主演???
香川照之の間違いじゃないの!?って思ったら、オダギリジョーの目線でストーリーが進んで行くから主演だったのね・・・
ちなみに、余談ですが・・・
吊り橋が怖くて渡れない私です。。。
吊り橋での香川照之の迫真の演技は息を止めて観てしまいました。。。
自分が釣り橋の上にいるようでほんとに怖かったです