はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『河童の懸場帖 東京「物ノ怪」訪問録』

2021-07-21 12:38:06 | テレビ・映画・本
桔梗楓 著

《内容》
配置薬販売のニワトコ薬局No.1販売員の河野遥河は、容姿端麗、物腰柔らかで女性社員から大人気。だが大きな秘密がある。それは真の姿が「河童」だということ。河野の顧客はクーラーで冷え症になった雪女や、ゲームにハマりドライアイになった山神など、現代病に悩む「物の怪」。河野は彼らに薬を届ける傍ら、悩みを聞いているのだが、口々に語られるのは人間との切ない過去で―。現代日本、あやかし事情。
(「BOOK」データベースより)


(ーー;)

モヤモヤする。

この話、妖怪たちが人間に対して理解力ありすぎやないか?と。もっと怒ってもいいのではないのか?と。

怒りを通り越して諦められているのかもしれませんが。人間の都合のよい解釈になっていて、なんだかモヤモヤ。

(ーー;)

でも、私自身が、神様や妖怪たちには、人間に寛容であってほしいと願っていたりして…。複雑。

もう少し、人間の自己中っぷりが描かれていたら、人間にも色々いると神様や妖怪たちの諦めや侘しさが深かったのかなと思います。神様や妖怪たちと人間の距離感が曖昧で、その距離感がはっきりしていたら、もっと感情移入できたかな。

(´・ω・`)?

悪人が出ないし、嫌なことも起こらないので、イライラはしませんが、神様や妖怪たちが、あまりにも人間に振り回されているのでモヤモヤはします。他の生き物から見た人間って、どんな風に見えてるのかな?と思わず考えました。