はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『火村英生に捧げる犯罪』

2021-07-19 20:32:39 | テレビ・映画・本
有栖川 有栖 著

《内容》
「とっておきの探偵にきわめつけの謎を」―臨床犯罪学者・火村英生のもとに送られてきた犯罪予告めいたファックス。術策の小さな綻びから犯罪が露呈する表題作ほか、過去の影におびえる男の哀しさが余韻を残す「長い影」、殺された男の側にいた鸚鵡が真実を暴く「鸚鵡返し」など珠玉の作品が並ぶ人気シリーズ。
(「BOOK」データベースより)


(  ̄▽ ̄)

短編集ということもあり、ぼちぼち推理小説を楽しみたいときに良いです。

話のボリュームは、まちまちです。読むのに10分もかからないものから、そこそこ時間がかかるもの。答えというか、真実というか、それもあっさりしていて重くないです。むしろ間抜けな犯人やなぁという感じのが多かったです。

あと、アリスの評価の低さに泣けてくる。

( TДT)

出来る火村先生と対象的に描くので仕方ないですけど。

でも、そんなアリスが必要な火村先生という構図が面白い。毎度のことですが。

(; ̄ー ̄A

この本は、短い話のほうが面白かったです。短い中にギュッと凝縮されていて引き込まれました。長い話は読めないって方は、図書館で借りて、短い話だけでも読んでみるといいかも。と思いました。