はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『ランチのアッコちゃん』

2014-06-23 13:39:16 | テレビ・映画・本
柚木麻子 著。

あらすじ。

結婚のために節約し、日々お弁当を持参している派遣社員の三智子。しかし、恋人に振られてしまい元気がない。ある日、昼ごはんを食べそこねたという上司のアッコ女史に、持参したお弁当をあげる。三智子のお弁当を食べたアッコ女史は、三智子にランチの取りかえっこを提案する。一週間、アッコ女史は三智子のお弁当を食べ、三智子はアッコ女史の普段行っているお店で食べる。最初は、戸惑っていた三智子だが、どんどん楽しくなってきて…。

本屋で「本屋大賞7位」「元気が出る小説」と紹介されて売っていました。

(*^_^*)

短編集で読みやすかったです。「ランチのアッコちゃん」「夜食のアッコちゃん」「夜の大捜査先生」「ゆとりのビアガーデン」の4編です。最初の2編は、三智子とアッコさんの話。他の2編は違います。

ランチの~は、環境とか気持ちで味が変わることを再確認。食事は楽しくないと。夜食の~は、温かい食事ってホッとするなと。そして、三智子が巻き込まれたバレンタイン騒動で昔を思い出しました。バレンタイン事件あったなぁ…先輩が…。何処の会社でもあるんですね。

( ̄▽ ̄;)

夜の~が私の世代なので、著者紹介を見たら同世代でした。私は、ぼーっとした学生生活を送っていましたので、感情移入は出来ませんでしたが、世の中そんな感じだったなと懐かしかったです。私は、間違いなく浮いてましたね。

(; ̄ー ̄A

私は、4編の中でゆとりの~が一番感情移入できました。ゆとり世代の子たちは「ゆとり」「ゆとり」と言われて大変だなとは思うのですが、こっちも大変なんですよ。感覚が違って。世代ですね(笑)。

(;´∀`)

私には、あっさりしすぎて物足りなかったですが、就職したばかりの子が読むと元気になる気がします。