はる日記

「人間万事塞翁が馬」

日々の出来事を綴ってます。

『イニシエーション・ラブ』

2014-06-02 13:22:44 | テレビ・映画・本
乾くるみ 著。

あらすじ。

代打で出た合コンで僕はマユに出会った。
そして、僕たちは恋に落ちた。



『しゃべくり007』で有田さんが紹介した本です。私は、しゃべくりを見ていないのですが、「衝撃を受けた」「騙された」「大どんでん返し」の本で紹介されているのをよく見かけていたので、ちょっと読んでみることにしました。

紹介文で「最後から二行目」が大事だということが分かっていたので、そこに辿り着くのを楽しみに読みました。そして、最後から二行目。

( ・◇・)あれ?

(; ̄Д ̄)はっ?

頭の中が混乱。読解力が乏しい私は慌てて最初に戻りました。騙されたー!とは直ぐになりませんでした。確かに違和感はありました。でも、スルーしてました。救いは感想を読むと私と全く同じ違和感があり、騙された人たちの多いこと多いこと。私だけではなかったようです。

(;A´▽`A

この本、帯に「必ず二回読みたくなる」とあるのですが、確かに二回読みたくなります。一回目と二回目では全然違います。同じ本なのに。一回目は、ありがちな恋愛小説。二回目は…。何気なくあった小物や台詞が二回目では重要な意味を持つ。伏線だらけで面白い。


この本は、恋愛小説だと私は思うので、男が悪いと思うか女が悪いと思うか…それとも。まあ、恋愛は知らぬが仏だなというのが読み終わった私の感想です。

(;・ω・)

『和菓子のアン』

2014-06-02 10:51:16 | テレビ・映画・本
坂木司 著。

あらすじ。

就職も進学もしなかった梅本杏子十八歳。ニートになるのを避けるためアルバイトをすることに。アルバイト先は、デパ地下にある和菓子屋「みつ屋」。上品そうな見かけだけど、おっさんな椿店長。職人志望のイケメンだけど、乙女な立花。可愛い感じだけど、元ヤンの桜井と個性的な同僚たち。そして、謎めいた言動をするお客さんたち。お客さんたちの謎を解くカギは「和菓子」。和菓子の奥深さを味わってみませんか?



温かくて、ほっこりする話でした。

( 〃▽〃)

みつ屋では、毎月新作が3つ出るのですが、全部食べたくなりました。1つ1つに物語があるんです。その物語が謎を解くのに欠かせない。奥が深い!物語を知っているかどうかで食べる気持ちも全然違ってくると思います。みつ屋みたいに説明してくれるお店だったら通います。

(*´ω`*)

様々なお客さんたちや他の店で働く人たち。デパ地下の空間に日常が凝縮されている。そんな感じがしました。ちょっとした事件があったり、嫌なことがあったり、幸せな気持ちになることがあったり。

日常って突飛なことがなくても物語があるんですよね。見るか?見ないか?和菓子みたいに。

(* ̄ー ̄)

あっさり読めるので、難しい話は苦手という人に良いかもです。