テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

今年観たその他の映画①

2007-12-21 | 短評集
 年末に来て仕事が忙しくなってきたので、先週に引き続き今年観て、書き残した作品について、更にザーッと綴ってみます。

 地上波TVでも少し話題作を観ました。
 「バイオハザード (2001)」、そして「エイリアンVS. プレデター (2004)」。

 どちらも地下のでかい密室というか迷路みたいな所で展開するアクション映画で、話に膨らみはないけど子供にはスリル満点で楽しめる映画だと思いました。

 ま、そんなことより面白かったのは、この記事を書こうとデータを調べていたら、どちらも同じ監督だったこと。どうりで似たような趣向の設定なわけだ。
 ポール・W・S・アンダーソン。65年生まれのイギリス人。

 現在公開中の「AVP2 エイリアンズVS. プレデター (2007)」には関わっていないようです。

 バイオの方は、ゾンビがウロウロするところはTV画面で観ると笑っちゃいそうなくらい荒唐無稽。ただし、レーザー光線のようなもので、人間の身体がスパッと刻まれていくところはやっぱり気味悪かったですな。

 AVP1では、ラストでプレデターに助けられた女性隊員がいたけど、あんな所に残されても彼女ひとりじゃどうしようもないし、助からないだろうと思いました。

 お薦め度は2作とも【★★=SFアクションとしては、悪くはないけどネ】、でしょうか。

*

 あと、地上波で観たのは「フラガール」。
 ご存じ昨年の日本アカデミー作品賞受賞映画ですな。

<昭和40年。エネルギーの需要は石炭から石油へとシフト、世界中の炭鉱が次々と閉山していた。そんな中、福島県いわき市の炭鉱会社は、地元の温泉を活かしたレジャー施設「常磐ハワイアンセンター」の計画を進めていた。目玉となるのは、フラダンスのショー。早速、本場ハワイでフラダンスを学び、松竹歌劇団で踊っていたという平山まどかを東京から招き、地元の娘たちのダンス特訓を始める。しかし数世代も前から山で生きてきた住民は、閉山して“ハワイ”を作る計画に大反対。まどかや娘たちへの風当たりも強く…。>(goo映画解説)

 地上波でも予約録画を観たので、CMは早送りという観方。

 平山まどかの周辺事情がいまいち描き込みが浅いのと、蒼井優ちゃん演じる女子高生が家を出てどのようにして暮らしていたのかが良く分からないのが気になったところ。
 炭坑が閉山してリストラがあって・・なんて、原因は違っていても庶民の状況が昨今のソレと似ていて、岸部一徳やら高橋克美等の事情もよく描かれていたように感じました。
 圧巻は、やはりラストのダンスシーンでしょうか。優ちゃんの腰の揺れ具合、キレ具合が見事でした

 そうそう、終盤の豊川悦司と寺島進はどうなったんでしょうか? 展開が掴めてないんですが・・・

 お薦め度は【★★★=一度は見ましょう】、ですかな。



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