(↓Twitter on 十瑠 から)
「ポニョ」から5年。5年ぶりに映画館で映画を観ました。「風立ちぬ」。しかも今回は初の家族全員での鑑賞。お初でございます。ま、趣味が違うのでなかなか全員でというのは難しいのですが、流石にジブリならと、全員一致でレイトショーにレッツゴー!
[7月21日 sun 以下同じ]
しかししかし、映画館のあるホークスタウンの隣、ヤフオクドームではAKBが公演中とかで、おかげで車の渋滞で駐車場になかなか到達せず、僕だけ10分遅れの鑑賞と相成りました。家族全員、大感激に涙、涙を期待していたのが肩透かしにあった模様で、それでもひとしきり帰りの車でも話題に・・。
なにせ、戦前、戦時中の話なれば、若者には少し馴染み薄い状況でもあり、理解不足が気になるストーリーのようでした。オジサン的にはなんと言うことは無い内容ですが。さてさて、夜も遅いし、続きはブログに綴りましょうか・・・。
ということで、紹介記事をば書こうと思ってましたが、又してもアベノミクスの影響でも有るまいに、小市民の僕にも時間がとれそうに無いので引き続き呟きを続けます。DVDレンタルが始まればもう一度観るでしょうから、自分なりの紹介記事はその時に・・。
実在の人物、堀越二郎の半生をフィクションを交えて描いた映画で、そこに堀越と同時代に生きた作家堀辰雄の「風立ちぬ」のモチーフを盛り込んだらしいのですが、宣伝文句では“宮崎監督の遺言”なんて言葉も出てきたように、かなり個人的な想いがトリガーになった作品ではないかと思いましたな。
作劇的には、例えば「ラピュタ」とか「魔女宅」なんかに比べて登場人物の作り込みが不足しています。
ユーミンの「♪ひこうき雲」を使うくらいなら、ヒロインにはもっと飛行機に興味を持った人物であって欲しかったですな。古くてご存知の方はかなり少数でしょうが、かつてNHKの朝のTV小説で大人気だった「雲のじゅうたん」のへばちゃんみたいな。病弱だが、飛行機を操縦することを夢見る少女みたいなヒロインだったら、ユーミンの歌もばっちり効いて来たと思うんですがねぇ。「紅の豚」とちょっとかぶるのが気にはなりますが。
関東大震災があって、世は不況で、まさに現在の状況に似ている時代が背景で、そこに監督の製作意図を感じたりもするけれど、お話的には応援歌にはなっていないし、やはりどこか個人的なセンチメンタリズムの方をより強く感じるなぁ。
何かと批判されてる庵野秀明の声優ぶりも、かつての立花隆よりは聞きやすかった気がする。監督はああいう人物が好きなんでしょう。朴訥な話し方をする人が。糸井も意識しているのか無意識かは知らないけれど、かなり近いし。
「耳をすませば」では脇の人物に使ったけど、“遺作”であるこの作品ではついに主人公にもってきた。
監督の想いはかなり実現された映画なのだと思う。しかし、映画ファンとして言わせて貰えば、かつての秀作に比べればサービスの足らない作品でした。
ただ、ロングショット、つまり遠景のシーンの美しさは最上級かも知れません。その意味でも「一見の価値あり」です。
※ 「つれづる十瑠」での関連記事はコチラ。
「ポニョ」から5年。5年ぶりに映画館で映画を観ました。「風立ちぬ」。しかも今回は初の家族全員での鑑賞。お初でございます。ま、趣味が違うのでなかなか全員でというのは難しいのですが、流石にジブリならと、全員一致でレイトショーにレッツゴー!
[7月21日 sun 以下同じ]
しかししかし、映画館のあるホークスタウンの隣、ヤフオクドームではAKBが公演中とかで、おかげで車の渋滞で駐車場になかなか到達せず、僕だけ10分遅れの鑑賞と相成りました。家族全員、大感激に涙、涙を期待していたのが肩透かしにあった模様で、それでもひとしきり帰りの車でも話題に・・。
なにせ、戦前、戦時中の話なれば、若者には少し馴染み薄い状況でもあり、理解不足が気になるストーリーのようでした。オジサン的にはなんと言うことは無い内容ですが。さてさて、夜も遅いし、続きはブログに綴りましょうか・・・。
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ということで、紹介記事をば書こうと思ってましたが、又してもアベノミクスの影響でも有るまいに、小市民の僕にも時間がとれそうに無いので引き続き呟きを続けます。DVDレンタルが始まればもう一度観るでしょうから、自分なりの紹介記事はその時に・・。
実在の人物、堀越二郎の半生をフィクションを交えて描いた映画で、そこに堀越と同時代に生きた作家堀辰雄の「風立ちぬ」のモチーフを盛り込んだらしいのですが、宣伝文句では“宮崎監督の遺言”なんて言葉も出てきたように、かなり個人的な想いがトリガーになった作品ではないかと思いましたな。
作劇的には、例えば「ラピュタ」とか「魔女宅」なんかに比べて登場人物の作り込みが不足しています。
ユーミンの「♪ひこうき雲」を使うくらいなら、ヒロインにはもっと飛行機に興味を持った人物であって欲しかったですな。古くてご存知の方はかなり少数でしょうが、かつてNHKの朝のTV小説で大人気だった「雲のじゅうたん」のへばちゃんみたいな。病弱だが、飛行機を操縦することを夢見る少女みたいなヒロインだったら、ユーミンの歌もばっちり効いて来たと思うんですがねぇ。「紅の豚」とちょっとかぶるのが気にはなりますが。
関東大震災があって、世は不況で、まさに現在の状況に似ている時代が背景で、そこに監督の製作意図を感じたりもするけれど、お話的には応援歌にはなっていないし、やはりどこか個人的なセンチメンタリズムの方をより強く感じるなぁ。
何かと批判されてる庵野秀明の声優ぶりも、かつての立花隆よりは聞きやすかった気がする。監督はああいう人物が好きなんでしょう。朴訥な話し方をする人が。糸井も意識しているのか無意識かは知らないけれど、かなり近いし。
「耳をすませば」では脇の人物に使ったけど、“遺作”であるこの作品ではついに主人公にもってきた。
監督の想いはかなり実現された映画なのだと思う。しかし、映画ファンとして言わせて貰えば、かつての秀作に比べればサービスの足らない作品でした。
ただ、ロングショット、つまり遠景のシーンの美しさは最上級かも知れません。その意味でも「一見の価値あり」です。
※ 「つれづる十瑠」での関連記事はコチラ。
>個人的にはかなり楽しめた作品でした
そうですか。
僕も1回きりしか観てないので、2度目は印象が変わるかもしれんです。
いつか挑戦してみましょう。
>監督はああいう人物が好きなんでしょう。朴訥な話し方をする人が。
学生時代からおじさんの声にしか聞こえずどうにかならなかったのかと思いましたが、話し方はキャラに合ってましたよね。台詞回しが面白かったです。
二郎さんについては充分に描かれている(魅力的かどうかは置いといて)と思いますが、ヒロインの夢とか人生に対する考え方とかが良く分からないので、魅力を感じようもないという、そこが最大の不満かな。
僕もレンタルが始まったら、もう一度観るとは思ってますがネ。
ラストに向かってのストーリーの破裂ぶりについていけなくなり・・
レンタルで見ても???になってきています。
でも、本作は
間違いなくレンタルで見るな。