テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

FIFA ワールドカップ・カタール大会

2022-12-12 | 日々の雑感
 11月20日に始まったサッカーW杯カタール大会もベスト4が決まり、いよいよ残り試合も4試合になった。
 勝ち上がった4チームは、アルゼンチン、クロアチア、フランス、モロッコ。
 ベスト8以上を目標にしていた日本チームは前回と同じく今回もベスト16、決勝トーナメント1回戦で散った。

 ちょっと日本の経過をおさらいしてみましょう。
 グループステージは“死の組”と言われるE組に入った。ドイツ、スペインという優勝経験国に中米のコスタリカという組。
 戦前の予想はかなり苦しいと僕も思っていたが、それでも見ないわけにはいかない。11月23日、最初のゲームは対ドイツ。夜の10時にキックオフだった。序盤から押され気味で1点を先制されたが、後半になって堂安や浅野などを入れ2ゴールを取り逆転した。
 今大会の日本の流れがこのゲームで決まったような気がする。前半は守備を固くして最小失点を守り、後半になって攻撃的な選手を入れて逆転する。後のスペイン戦も同じ流れだった。
 尚、今大会は選手交代は3人から5人に変更され、延長戦では更に1名の交代ができるルールだった。

 ドイツに勝って大金星をあげたと話題になったが、次のコスタリカ戦は互いに攻めあぐね、ドローかと思っていたら後半の残り10分を切った所で失点する。ゴール前のクリアボールが短く、再度ボールを奪われた末のシュートだった。キーパーの権田は片手ではじいたがボールは枠の中に残った。

 Gステージの残り試合はスペイン戦。コスタリカに7-0で勝ったスペインなので実力も優勝候補という戦前の評判通りと思われ、グループリーグ突破は更に難しくなったなと感じた。しかし前述したようにこの試合も前半で1点ビハインドになって、後半に逆転した。ここでもドイツ戦と同じく後半にピッチに入った堂安が鮮やかなミドルシュートで同点ゴールを決めた。
 2点目は三苫のアシスト、田中碧のゴールだったが、三苫のボールが先にラインを割っていたのではないかとの疑いがありビデオ判定に委ねられた。ここはハラハラする時間でTVでも判断は微妙に思われたが1.8ミリ残っていた。

 ベスト16の1回戦は対クロアチア。前回大会の準優勝国だ。
 最も危険な選手はレアル・マドリードに所属するルカ・モドリッチ。ただ彼も37歳になり、体力的なマイナス要因があるのではないかと思われ、チャンスは十分にあると思った。
 今回は堂安をスタートから入れてきた。先制、追加点による勝利を狙っていたのか?
 先制点は前半終了間際に前田大然のゴール。しかし、後半の10分にクロアチアにヘディングで同点とされた。
 延長戦でも決着ならず、PK戦にもつれ込んだ。結果は日本が3人外し、相手が3発入れた所で勝負あり。皆、泣き崩れた。

 因みに前回ロシア大会でもクロアチアは決勝トーナメントで2回PK戦を戦い2回とも勝利した。そして今大会でもこの後ブラジル戦でもPK戦になり勝利した。凄いね、クロアチア。
 また、E組を2位で通過したスペインはF組1位のモロッコと対戦してPK戦で敗退した。
 日本がPKで負けた時PKが下手だと騒ぐ輩がいたが、日頃PKの練習もしているというスペインが全然ゴールできなかった事を想うと、PKは上手い下手ではないような気もするな。

*

 次回2026年のW杯は、カナダ、アメリカ、メキシコの3か国共同開催になるとの事。
 参加予定チームは16増えて48チーム。
 Gステージは3チームで争い、2チームが決勝トーナメントに進む。つまり決勝トーナメントは32チームで争うという事。リーグ戦で2試合、トーナメントで5試合勝つと優勝となる。
 カタールは試合会場が近くて移動時間が短くて良いと評判だったが、2026年は真逆で大変だろうなぁ。


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