テアトル十瑠

1920年代のサイレント映画から21世紀の最新映像まで、僕の映画備忘録。そして日々の雑感も。

「そして父になる」

2013-05-21 | つぶやきメモ
 昨日のTVのワイドショーでは、各局でこの映画の話題が取り上げられていた。
 「そして父になる」
 「誰も知らない」などの是枝裕和監督の最新作で、現在開催中の第66回カンヌ映画祭にもコンペティション部門で出品され、18日の現地での正式上映後は観客総立ちの拍手喝采に10分間も包まれたというのである。
 スタッフの一人が感激して大泣き、つられるように監督や主演の福山正治等も泣いてしまったとの事。上映前の撮影会やレッドカーペットを歩く様子なども紹介されていた。

 「そして父になる」は、赤ちゃんのとり違えが発端の人間ドラマで、主演の福山が演じるのはエリートサラリーマン。その妻役が尾野真千子。彼等夫婦の一人息子が6歳になった時に、実は自分の子供ではなかった事が判明するという話らしい。
 彼等が実の子と信じて育てたのが、町の電器店を営むリリー・フランキーと真木よう子夫婦の子供で、当然リリー達が育てた6歳の男の子が福山の子供になるわけだ。
 前にも似たようなTVドラマがあった気がするが、結末がどうだったかは忘れている。誰にも起こり得る話だから主人公の苦悩は想像しやすい。しかし、実際に同じ立場になったらどうするかと考え出したら、とてもじゃないが、迷路に嵌ってしまいそうだ。

 脚本も是枝監督本人。さて、分かりやすいが難しいこのドラマをどう導いてくれるのか。非常に楽しみではある。

 現地での上映後は、パルムドールのオッズでは1位になったらしい。発表は26日。
 日本公開は10月との事だが、結果如何では早まったりしないのだろうか?




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