8mile_hのプログ

ここでは日々感じたことなどを書いていこうと考えています。
お暇だったら見ていってください。

プリンセス・トヨトミ

2011-07-15 23:07:10 | Weblog
もうすぐアナログ死亡ですね。私はまだ地デジ化してないんですよね~。流石に新しいテレビを買わないとまずいかなと思うんですが、なんかめんどうになってきたし、あんまりテレビも観ないから、適当に安いの買おうかなと思ってます。映画はプロジェクターの大画面で観ますしね!
 映画ということで、今日は「プリンセス・トヨトミ」の感想を書いておきます。

実は大阪は独立国で、豊臣家の血筋の者を影から守っていたという結構とんでもない話につられて観て来ました。ストーリーはちょっとツッコミどころが多いです。大阪国とかプリンセストヨトミとかじゃなく。国とかいってるわりにみんな別々の仕事を持ってるようで、はっきりいって描写的にはただの秘密結社です。さらに、王女が誘拐された時に大阪国の男達が立ち上がりますが、なんか王女誘拐よりも、会計審査員に予算をふんだくるほうに力を入れてたように見えて、王女はそんなに大切じゃないのかなーと思えました。
まあ、劇中で王女以外にも大切なものがあるとは言ってますが。
そもそも顔も知らない王女守るということについて、劇中の説明で納得いったとしても、王女が誰だか分からない以上、守る対象を知らないということなので守れるわけありません。劇中でも王女のために大阪人があれだけ動けるのに、あっさり誘拐されてますし。知らぬ間に引越しとかされてたらどうするつもりなんでしょう。
 また、クライマックスでは大阪が停止しますが、今時大阪にいる人は大阪出身者だけのはずがないので、もし大阪人全てが動いたとしても、あんな風にはならないでしょう。そんなところが現実に即してなくて微妙でしたね。
 ただ、この映画はちょっとぐっときました。実はこの映画の主題は親子の絆を描いていたものなんですよね。最近では珍しいくらい、ストレートに語ってくるのは良かった。なぜ大阪の人間は王女の話を信じるのか?という最もな疑問を、親子の絆だからだ!で押し通すのは潔くてスキです。まあそれでも女はどうなるんだっていう疑問は残りますがね。あと、最後まで王女が誰か一般市民に明かされないのは良かった。設定を貫いたという意味で。
 
 
まとめると、
ストーリー 7点
 細かいところや展開的にダメな点は多いけれど、まっすぐにテーマを伝えてきたところは気に入った。
映像 5点
 緊急招集の赤い大阪城はなかなか面白かったです。
 
音楽 3点
 音的には語るところが特になし。
 
上映時間 10点
 約119分。良い長さです。
 
大阪度 5点
 基本を抑えた大阪人、食べ物、観光地描写。テンプレ的かな?

総合評価は



最近では珍しく、まっすぐにテーマを伝えてくる作品で好感がもてます。そういえばこの映画を観てダヴィンチコードを思い出しました。本人は正体を知らず、周りがそっと見守っているっていうところが。ダヴィンチコードの方が無理がないと思いますが。
そういえば、鬼の松平はなぜミラクル鳥居を連れ歩くのか?という最大の謎は劇中で明かされませんでしたね。まあ、単に好きなんでしょう。