8mile_hのプログ

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アフターアース

2013-07-15 09:25:02 | Weblog
久しぶりにブログ更新!というわけで、昨日はパシフィッコ横浜で開催してるマンモス展を見てきました。永久凍土から見つかった、生前の原形を留めているケマンモス、YUKAを筆頭に、マンモス標本やケマンモスが生きた時代について学べるなかなかいい展示会です。いくつかのケマンモスの標本には触れたりもします。特にケマンモスの体毛に触れるのはいいですね。9月までやってるので、まだ始まったばかり、入場料は2200円と高いけど、珍しいものが見れるチャンスですよ!
では続いて「アフターアース」の感想です。


遠い未来、人類は地球の環境汚染により別の星に移住していた。移住先の戦争で活躍した英雄を持つ息子は、父親と同じ部隊を目指すが落第する。父親はそんな息子を訓練先の惑星に連れて行くが、道中に事故にあい、ある星に不時着する。そこは、人類が捨てた地球だった・・・という話です。映画は主人公である息子が、けがして動けなくなった親父のかわりに救助を呼びに行くという展開です。この映画のいいところとして、丁寧さがあります。呼吸薬がないと、地球上では生きていけないぞ!→トラブルが起きて呼吸薬が少なくなる→呼吸薬がなくなってピンチに・・など、危険な状況を説明された後、後にその状況に陥るといったべたともいえる展開がたくさんあります。私的にはこういうのは丁寧に作っているなと映るので、好印象ですね。
問題は、アフターアースというタイトルなのに、地球である必要がなかった点。舞台となる地球では、凶暴な生物がいる。環境が生存に厳しいといったところだけで、別に地球である必要がありません。また生物自体も普通に地球上に存在した生物だし、環境もジャングルが広がってるぐらいなので、新しさがない。リアルといえばリアルかもしれませんが、悪い方向に影響が出てる気がします。この映画での最大の敵は、地球の生物ではなく、戦争中に使われた異星人の生物兵器なのも、さらに地球の必要性をなくしています。最初に向かうはずだった惑星で遭難するとしても、全く問題はないでしょう。崩壊した文明のあとや、なぜ地球を捨てることになったのかとか、ありがちでもそういう描写があれば、地球にした理由も出てきそうなのものですがね。もしかしたらそもそも原題が違うのかもしれませんが、タイトルに大して意味がないのはマイナスですね。
まとめると、

ストーリー 7点
 よくできた王道ストーリーです。ただ地球という舞台をいかしていない。
映像 6点
現代の普通レベル。武器は面白さはあったが後一工夫ほしい。
音楽 6点
これも普通。墜落シーンの迫力はあり。
上映時間 7点
約100分。内容的にはこれ以上膨らせる必要がないかな。
SF度 6点
動物が近づくと色が変わる服とか、一瞬にして何光年も届く救難信号とか、未来感あるものがなかなかそろっていました。
なんか恐怖がどうこうありましたが、あれは別に・・。

総合評価は


タイトル詐欺感が高いっすね。ストーリー構成自体はいいのに残念。しかしこの映画で一番びっくりしたのは、M・ナイト・シャマラン監督作品なんですよね。レディ・イン・ザ・ウォーター以降見てないと思ったら、こういうの作るようになってたんですね。今までのパターンとは異なってる感じです。流石にあの芸風だけでは限界に来てたか・・・。