はさみの世界・出張版

三国志(蜀漢中心)の創作小説のブログです。
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奇想三国志 英華伝 設定集 徐庶(元直)

2024年05月12日 11時02分27秒 | 奇想三国志 英華伝 設定集
※ 名・来歴・年齢 ※
豫州潁川郡長社県の出身。
寒門の出身だったという。
年齢は不明だが、当シリーズでは趙雲より少し上、と設定している。


撃剣の使い手で、若いころに人の仇討ちに参加し、それがもとで捕らえられた。
のちに脱獄し故郷を去るが、その経過で改心したらしく、学問の道をこころざす。
(このあたりの話をふくらませると、かなり面白い話ができそうだといつも思うが、具体的にどういう話にしようかとなると、知識不足ゆえに、いつもとん挫してしまう)
のちに荊州に入り、孔明、崔州平らと親交を結ぶことになる。
とくに崔州平は、徐庶の隣に家があったとのこと。
金持ちの崔州平が、徐庶を援助していたのかもしれない。


物語のなかでは、孔明の成長に大きな役割を果たした人物として描かれる。
非常に孔明の面倒をみていた、よい兄貴分。
その親交は、別れ別れになっても文通というかたちでつづく。


ちなみに、当シリーズの中では、物語の開始時点で徐庶は劉備の元を去っている。
しかし史実においては徐庶は長坂の戦いまでは劉備に付き従っていたらしく、乱戦の中で母親を人質にとられ、やむなく曹操に降ったという。
長坂の戦いが、劉備軍にとっていかに過酷な戦いだったかがわかるエピソードだと思う。
そのなかで、徐庶が劉備にお別れの挨拶に行けたのは、曹操の温情だったのか、どうか。
ともかく、その後は老母と再会したはずで、あんがい曹操のもとで孝行を尽くし、仲良く暮らしていたかもしれない。


↓これより下は、物語上の設定↓


※ 容姿 ※
目つきの悪い強面の男、というのが徐庶のイメージである。
といっても、孔明よりは背が低い。
ガタイがよく力持ち。
近づきがたい容姿をしているわりに、面倒見の良いところが人を惹きつけるようす。


※ 持ち物・服装 ※
人を二度と斬らないと心に決めており、武器の類はなるべく持たないようにしている。
同じ理由から、あえて動きのよくないゆったりとした衣をまとうことを好む。


※ 長所・短所 ※
面倒見の良い、献身的な人物。
ただし、あまりに人が好いため、トラブルに巻き込まれやすい。
正義感が強いのも善し悪しで、若いころはそれが原因で何度もしくじっている。
他者はそんな徐庶を好むが、本人は、なんでこんなに控えめにしているのにトラブルに見舞われるのだろうと首をひねっている。


※ 願いと夢 ※
劉備と孔明が志を果たし、北にいる自分を迎えに来てくれること


※ 好きなもの・嫌いなもの ※
好きなものは、意外にも、かわいいもの。
ひよこやうさぎなどの小動物をかわいがる。
嫌いなものは、暗く湿った場所。
まさに牢の中がそれで、二度とあの中には戻らないと固く決めている。


※ 信条 ※
謙虚であること。
若いころの、でしゃばりで傲慢だった自分を戒めて、そう思っている。


※ 謎 ※
曹操の元に降ったあとの徐庶のくわしい事績は伝わらない。
いや、魏略に記述があったようなのだが……
そこに孔明との交友を示す記述や、魏での暮らしぶりの記述が残っていたかもしれないが、いまとなっては分からないのが残念。


それと、名前の問題には悩まされた。
史実どおりならば、徐庶は当時は「徐福」と名乗っていたはず。
物語が混乱するのを避け、物語内では「徐庶」で統一した。
没年だけはハッキリしているが、どうやら孔明と同年に亡くなったようで……そこになにか縁と言うか、悲哀を感じる。


※ 家族、そしてこれから ※
「赤壁に龍は踊る」にて再登場。
「地這う龍」では、うつの症状に悩まされているようであったが、さて、どう再登場してくるか、そして、どんな役割を担うか?
徐庶の活躍は、実はまだまだ続く! 

今後の展開をどうぞおたのしみにー(*^▽^*)



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