エレメントの接触確認などの整備と一緒にキャパシティーハットも交換しました。
ここ最近は直径10センチあるかないかの、ミニハットでしたが今回は思い切って大型化。
ミニハットはどちらかというとエレメント先端の放電防止で付けていましたが、今回は効率向上を狙いました。
とは言え、いつもながらの当てずっぽうですが・・・・
キャパシティーハットの働きは、
①物理長を抑えつつも、同時に効率低下も抑えつつを実効高(電気長)を稼ぐ。
②打ち上げ角を抑える。(フェージングを防ぐ)
③エレメント先端のRF電流を増加させて効率を向上させる。
というような事が教科書などには書かれています。
あと、アマチュア無線の世界では、受信ノイズを低減させるというのもささやかれています。
ハット自体の容量も計算はできますが、誘電率やエレメントの物理長(つまり地面とハットの距離)等々の
条件によって変化はあるでしょうから、細かいことは考えず、まずは製作してみました。
成型や接合のし易さから、今回も銅線を使いました。
銅線というのは細い割には、それなりの重さがありますので線の太さの選択は重要です。
出来上がったはいいけれど、重すぎてエレメントの先端に載らないよというのではいただけませんので。
かと言って細すぎても強度的に不安です。
今回は直径40センチのかなり大型のハットを作成しました。
ベランダホイップアンテナのトップに載る40センチの円というのは、デカイ!と感じます。
一番外側の円周だけは0.7mm、その内側に入る小さな円(2つ)と、骨組み4本は全て0.55mm。
それと工作上気をつけなければならないのが、ハンダの量です。
極力少なくすることが重要。
たっぷり使うと、総量でそれなりの重量になります。
0.1グラムにこだわる感じで軽量化を図ることが肝要かと。
エレメント先端から容易に着脱できるようにしましたが、写真は後日掲載します。
とりあえず運用してみましたが、同調が取れないとか変なことは起こっていません。
偶然だとは思いますが、7メガでCQを出してみたら初めてフィンランドのRBNに捉えられました。
今まで10メガ以上ではEUのRBNからリターンが掛かっているのですが、7メガは初です。
その後、同じく7メガでCQを出していたらHK(Columbia)からも呼ばれたので悪影響は無いようです。
ハイバンドでもEU方面から呼ばれたりしますのでOKだと思います。
受信に関してはあまり寄与しないと思いますが、良くも悪くも送信側には何らかの影響を与えている
ものと思います。
もう少し運用してみて、運用実績なども載せたいと思っています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます