◆米男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 全米プロ選手権最終日(16日、米ミネソタ州チャスカ ヘーゼルティン・ナショナルGC=7674ヤード、パー72) 石川遼(17)=パナソニック=は4バーディー、4ボギーの72で回り、通算8オーバーで56位だった。2打差の2位で出たY・E・ヤン(37)=韓国=が70で首位のタイガー・ウッズ(33)=米国=を逆転し、通算8アンダーで男子のアジア勢として初めてメジャー大会を制した。ヤンは2位のウッズに3打差をつけ、優勝賞金135万ドル(約1億2800万円)を獲得。ウッズは3週連続優勝を逃し、5年ぶりにメジャー未勝利に終わった。
石川の最終ラウンドは2005年のこの大会を含めメジャー3勝のビッグネーム、“史上最強のレフティー”フィル・ミケルソン(米国)と同組でのプレー。
ここまで3日間すべてオーバーパーで回っている石川。この日も1番、3番、4番でボギーをたたき、6番終了時点で通算11オーバーに後退。苦しい序盤となったが、ここから底力を発揮した。7番、9番でバーディーを奪って盛り返し、ハーフ終了時点で通算9オーバーまでスコアを戻すと、後半に入り11番をボギーとしたものの、15番、16番と連続バーディー。アンダーパーこそ出せなかったものの、最終ラウンドはイーブンパーと健闘した。
(スポーツ報知)