仙台市の中心部にある壱弐参(いろは)横丁。外から見ると分かるが、バラックを寄せ集めたマーケット街で、恐らく戦後闇市としてできたものだと思う。世の中の大抵のバラックマーケットは衰退または廃墟化しているが、ここは細胞が生まれ変わるように新旧店舗の入れ替えが機能し、古い店から今風の店まで様々な店舗が入居する現役マーケットだ。
ここは独特の空間だ。薄暗い通路、淋しい蛍光灯、店先の白熱電灯、場所によって差し込む陽の光。そして全てを覆う鈍く色褪せた色。これを称して僕は「美しい」というが、その様を写真に収めることは難しい。
LEICA M MOMNOCHROME (CCD) / SUMMICRON M35mm ASPH
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