釜石鉱山事務所では立ち入り禁止部分を除いて、屋外も見学することが出来る。坑道などには近づけないけど、結構ワクワクする。歩き廻りながら、もし僕がその時代に生まれ、鉱山技師だったらと考える。まあ鉱山技師になりたいと考えたこともないし、根っからの文系人間なので、その素養もないのだが・・・。鉛筆を握り製図盤をと睨めっこしている自分。現場で坑道のトンネル壁をハンマーで叩いて地質を確認する自分。新しい坑道の採掘計画書を書くのに徹夜する自分。そういう人生もあるのだなと思う。ちなみに自分が鉱山労働者となって地下で働く様子も想像することもある。薬缶の口から直接水を飲む。作業が終わって風呂に入り煤を洗い流す。住宅に戻り冷えたビール(あるのか?)をグッと飲み干す。給料日に現金の沢山入った封筒を貰う。嗚呼、そんな人生もあるのだな。
そういえば、係の人が「最近この近くに熊が出た」と言っていた。出来れば一人で事務所周辺を離れないように、と。そろそろ帰ろう。現実に戻る刻が来た。短いですが、大人の遠足終了。
X-PRO3 / XF16-80mmF4 R OIS WR
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます