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行きたい所、したい事が一杯あります。
今日出来る事は今日しよう。

パラティーナ美術館とサンタ・クローチェ教会 (Firenze)

2013年07月31日 | 旅の様子
                    ヴェッキオ橋を渡り、左側にピッティ宮殿。

    




          この中には多数の美術館、博物館などがあり、その中のパラティーナ美術館へ入ります。

               



                    


                          美術館の中は撮影禁止です。 3時間観賞して外へ。




            300年近く営業している紙のお店、マーブル紙などで作ったノートなど沢山ありました。
      


        



             空はいつもの青空は無く、どんよりです。
                   サンタ・クローチェ教会へ行きました、入場料は6ユーロです。

   



      

          1294年に創立されたこの教会はイタリアでもっとも美しいゴシック様式の教会1つです。 
          さらに14世紀フィレンツェ絵画を見ることができます。 イタリアの教会=美術館です。



                   イタリアの偉人の墓が276基納められています。

   



   



      



   




                      ミケランジェロ・ブォナロッティの墓です。(1475 - 1564) 88歳で死去

               

     墓碑の彫刻は、Valerio Cioli, Battista Lorenziが完成させました。

              左の女性は絵画、中央は彫刻、右は建築を表現しています。

           ミケランジェロ胸像の上に描かれているフレスコ画のピエタはG.B. Naldini の作品です。

                 墓の総合監督は画家、建築家であり「芸術家列伝」の著者で有名な
                                ジョルジュ・ヴァザーリ(1511-1574)です。

                          墓は死後の1564年から、完成は1574年です。



    



       



                 望遠鏡と地球儀を持っているガリレオ・ガリレイの墓 (1564‐1642)

    



              詩人、哲学者、政治家であったダンテ・アリギエーリの墓 (1265‐1321)4
      



                              主祭壇は修復中です。

                  


        




    

             足元の墓碑の大理石は何百年の経過を物語るようにツルツルになっています。



   



                   



    
                      古い、古~い楽譜です。



     
                      バルディ家礼拝堂のジョットのフレスコ画です。




            
                            ドナテッロ 「受胎告知」





             彫刻家フィリッポ・ブルネレスキ(1377‐1446)の「バッツィ家礼拝堂」
   



                  



      



    
                             中庭と回廊です。


       
                       回廊をぐるりと回り、付属美術館へ





   

  


      



   




              



          




               
                フィレンツェで活躍したゴシック期の画家、チマブーエ(1240‐1302)の「十字架像」



    
       初期ルネサンス期の画家タッデオ・ガッディ(1300‐1366) 「十字架の樹」と「最後の晩餐」



                                                                    つづく


サンタ・マリア・ノヴェッラ教会 (Firenze)

2013年07月30日 | 旅の様子
          9世紀にあった礼拝堂が起源で、1211年修道士達がここに教会を建てたのが現在に至っている。
                     世界最古の薬局があるのはこの教会の中です。 入場は6ユーロです。

           フィレンツェ中央駅のすぐそばで、「駅前教会」といった感じです。 
                駅の名前にもなっていて、正式には「フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ」です。


                   黒と白の大理石のファサードは幾何学模様です。

     



                  



        




                 主祭壇のフレスコ画はギルランダイオの「聖母マリアの生涯」が描かれています。

     


                       貴重なフレスコ画がどの壁にも。


              



                  



                     





        

                マザッチョ作「三位一体」はこの教会が誇る名画です。



                   ステンドグラスも色鮮やかで美しい!

     



          





                  



     
                      この陶器の装飾はいいですね。



     
                         中庭の回廊



                 
                            外の壁に日時計(?)がありました。




     
              教会の横道は雨の降った後のしっとりしたいい雰囲気でした。




                                                                      つづく

シエナのドゥオーモ (大聖堂)

2013年07月28日 | 旅の様子
     
            この聖堂も白の大理石が青い空に浮いてるように美しい。 白と黒とピンクの大理石です。


                   

                                ベル君がジャマしています。


    
             横側には鐘楼があり、ここからの見晴らしもたぶん素晴らしいでしょう。
                     下段より上段のストライプは幅が狭くなっている。




            聖堂の中は白と黒のストライプです。 つまり白と黒の大理石を輪切りにして重ねたのでしょうか。

     
                   天井は聖書を題材にした絵でなく、青地に金色の☆が描いてあります。


                




                 
                    祭壇画も素晴らしい、聖堂にある絵は額縁が大理石の柱が多い。  
                             格調高く、荘厳さが増します。


              
                      説教壇の彫刻はキリストの生涯が彫られていて、300人以上です。



                      床は素晴らしい象嵌で装飾されていて、聖堂内は56枚の象嵌パネルで構成されている。
                
                「ベツレヘムの嬰児大虐殺」を表現しています。
                ユダヤの王となる子供(キリスト)の誕生を知ったヘロデ大王が、
                権力の座を奪われることを恐れ、ベツレヘム近郊の幼児を殺害させたという挿話です。



           
                 幾何学模様の床もきれいです。 ちょっとオリエンタルな部分もあります。



     

              シエナを中心にした8都市のシンボルの動物です。



      
      ピントゥリッキオが床のパネル画をデザインしました。
      1506年に完成した「フォルトゥナの物語または徳の丘」、
      一番上には、ソクラテスに勝利のシュロの枝葉を手渡す「知識」が描かれている



                   
                       預言者「フリュギアの巫女」はキリストの復活を。
     



        
                       預言者「ヘレスポントスの巫女」はキリストの磔刑を。
                右下でシエナの狼とフィレンツェのライオンが握手しています。
                13-14世紀はシエナとフィレンツェはライバル同士であった。
                1555年シエナ共和国はフィレンツェ公国に割譲された。







     

              ここはピッコローミニ図書館です、私が圧倒されたのは本棚より壁と天井の装飾です。



         15世紀にふたりのローマ教皇を輩出した貴族がピッコローミニ家で、
             この図書館は伯父のピウス二世の蔵書ために(後の)ピウス三世が建築したものです。




                
                         天井も金色でピカピカです。



    




       

                        床は三日月柄です。




    

                      クーポラに☆が一杯です。


       




         
                     聖堂内の壁にもこんな美しい象嵌模様があります。




    

                     聖堂外にもシンボルの牝狼と双子が。


                                                                      つづく

シエナへ行ってみました (Siena) 

2013年07月27日 | 旅の様子
             フィレンツェSMN駅近くのバスターミナルからバスに乗って、南へ約60キロです。

                  




         
                       ここがシエナのバスターミナル、帰る時の為に写真に記録。




               地図を広げて、この通りを行けばカンポ広場に行くはず。
    




                  
                           この階段の先に広場が見えた。



              NHKラジオの深夜便でシエナからの報告をしてくれる大矢さんの住んでいる街です。
                                1349年に完成したカンポ広場に到着です。

    



             プッブリコ宮殿 (Palazzo Pubblico)の方向へ広場全体が傾斜しています。 ホタテ貝のようです。
                   日差しが強いので人はマンジャの塔(102メートル)の影に集まっています。
                        マンジャとは14世紀のこの鐘楼の鐘を鳴らしていた鐘付き男の名前です。

    



     塔に上るチケットを買うと時間を指定されたけれど、待ち時間は30分位だったので良かった。
                  回りの店をウロウロして時間をつぶした。ここが入り口。

                



                    
                               この階段は上部にくらべて広い。


            100段くらい上ると全員カメラ以外の持ち物をロッカーに入れるように指示される。
    結局そこから階段は丁度300段あって、物凄く狭い。 たぶん幅は40センチくらい、太った人は無理だと思う。

               



               やっと展望階に到着、見晴らしは最高です。
    


                    遠くにオリーブとブドウ畑のトスカーナ地方の田園が広がっています。
        



    



                  金網の外に手を伸ばして撮ったら、手の影が映っています。
      




                   
                         ゴシック様式でレンガの色が青い空にぴったりです。




                          炎天下の中、ベル君もガマンのモデルです。
             



   シエナと言えば夏の祭り「パリオ」が有名です。 800年の歴史あるお祭りで、
      17地区の中世衣装の代表がこの広場を馬で3周して勝利を競います。 
         TVで見たのは、広場の中央は人でギッシリになり、歓声が上がり凄い熱気でした。

               これは17地区の旗手が持つ旗のデザインです。



                                                                               つづく

ピサ (Pisa)

2013年07月26日 | 旅の様子
                      フィレンツェから電車で約1時間でピサに到着です。
                         予定時刻に発車して到着したのが良かった。



           シエナ中央駅からドゥオーモ広場まで歩けますが、行きはバス帰りは徒歩にします。 
                  電車の中でピサのドゥオーモ広場近くの病院へ行く女性が
                        親切に教えてくれたので、スムーズに広場に着きました。



               雲ひとつない青空で、日差しが強い!   思ったより観光客も多いです。


     1173年に着工した頃から少しずつ傾き、上層階へいくごとに修正したようで、最上層はほぼ垂直になっている。

                



     
                                片側がどっぷり沈んでいる。




    


    斜塔に上るには予約が必要で、18ユーロでした。 予約もしてないし、上るまで時間がかかるので今回は止め。


                 ピサ大聖堂、洗礼堂、墓所の3か所の共通入場券は7ユーロです。


    
               大聖堂の正面


       
           後に斜塔がありますが、カメラの広角の歪みでまっすぐ建っているように映ってしまった。




           中に入ると、後陣の金色に輝く「玉座のキリスト」が目に飛び込んでくる。

                 



       




                    
                     天井は美しい木組みで、建物全体はロマネスク建築のようです。



                   
        ジョンヴァンニ・ビサーノ作の説教壇の彫刻にはビックリ、彫ってる作業を見たくなった。




                
                        ガリレオが「振り子の原理」に目覚めたといわれるランプです。



                     大聖堂の向かいにある洗礼堂に入った。
     
      尖塔が建物の回りに沢山あり、白い大理石が眩しかった、1152年の着工から完成まで200年以上もかかったらしい。



                   
                          柱の彫刻も見事です、200年もかかるのかぁ。




     
               内部はアーチの柱が沢山あり、音響も素晴らしい。 
                    係員のような人が中央でオペラを歌った、観光客へのサービスらしい。



          2階の窓には金網が張ってあるけれど、大聖堂の望める窓の金網が一部分切り取ってあった。
              「そうっか! カメラを入れて撮れるようになっているんだあ!」


       
                                   素晴らしい眺めでした。



      3ッ目に行ったのが墓所(カンポサント)です。 中には14世紀に描かれたフレスコ画が壁に広がっている。

     



          
                         こんな豪華な墓碑もあります。




                          墓所の中庭は美しい!

     




            1944年7月27日の空襲により多くのフレスコ画が失われ、焼け残った部分を修復してありました。

    



                  



                         

                               戦災当時のまま残されている部分もあります。



            帰りは歩いて駅まで、途中アルノ川の橋を渡る。  ドイツ東部の洪水で川の水はまだ濁っています。

    




          
                   やっと駅に着きました。 ここからがイタリア風列車受難が始まる。

   電光掲示板には予定の列車は1番線、しかし目の前には貨物列車みたいのが止まっている。
      運転手に聞いたら、中でゴチャゴチャ別の人と話して、2番線に変更だと言う。
         エッ?と思って掲示板を見たら、なんと「2番線」となっていた。
            「なぁ~んだ」、と思って階段を下りて2番線へ行く、ホームの表示板にはFirenzeとなっている。
   人も多くなり、安心してベンチに座っていたら、後が何か騒がしい。
      「1番線になった」と多くの人が階段を下りて行く。
         私もあわてて彼らの後を追い、また1番線に行った。 表示板も確認した!

      


   やれやれ、とホームの売店で飲み物を買って、「日本ではこんな事はないよ」と思いながら飲んでいた。
      そしたら、又皆が階段を駆け降りる!  表示板は案内が消えている!
         また、階段を駆けて2番線へ行く。重いスーツケースを持っていた人は必至で階段を上る。

                    結局、列車はこの2番線に到着した。
      座っている人にフィレンツェ行きを確認して本当にホッとした! イタリアはこれが普通なの? 「普通です」


                                                                          つづく



ウフィッツィ美術館とサン・ミニアート・アル・モンテ教会 (firenze)

2013年07月24日 | 旅の様子
   前日にウフィッツィ美術館の予約をしたので、朝8時にはアルノ川沿いを歩いていた。

        川の対岸にサン・フレディアーノ・イン・チェステッロ教会が姿を川に映して美しい。

    



    
                          ここでもベル君登場です。



             ヴェッキオ橋の宝石店はまだ開いてない、人も少ないですね。
    



    ウフィッツィ美術館へはこの通りを左折します、左右の建物の中はギャラリーです。 6年ぶりになります。
    


             




            ギャラリーの中は写真撮影禁止なので、窓の外のヴェッキオ橋と対岸を撮りました。
    



       
                     川の水は濁って茶色です。


    美術館で約6時間を費やして、タクシーでミケランジェロ広場からさらに上った場所にある古い教会に行きました。
               ロマネスク様式の13世紀の建物、サン・ミニアート・アル・モンテ教会です。      

    



       


     




                            サンタ・クローチェ教会と同じ木組みの天井です。
                



                大理石彫刻の壁の模様は幾何学的で美しい。

    



        ロマネスク期とルネサンス期のフレスコ画は色も鮮やかで素晴らしい。
                もう足はガクガクだったけれど、なぜか疲れも忘れて眺めてしまった。

   



      



   



      



                    後陣の天井は黄金のモザイクでつくられた「玉座のキリスト」です。

              


    


            教会の裏手には墓地が広がっています。 ここに墓地を持つ家族は裕福なんでしょうね。
    



                      ユニークな墓碑を撮ってみました。

                 



    



               教会前にも墓地があり、フィレンツェの街全体を望めます。
    



    




    

                木々の間から見え花のる聖母教会はフィレンツェのシンボルですね。


                                                           つづく













シニョリーア広場 (Firenze)

2013年07月22日 | 旅の様子
         フィレンツェに来ました。 アルノ川はドイツ東部の大雨で水かさが増して濁っています。
    




          ベル君もポンテ・ヴェッキオを背景に記念写真!  あれ? ピントがはずれた。
  



        
                    今度はバッチリ!



                 シニョリーア広場のヴェッキオ宮の入り口の左右に彫像(レプリカ)があります。
                        これはヘラクレスとカクス

             



    


                   ライオンの足の下から覗くように撮ってみました。
    








                 
                       素手で動物を殺したんだから、筋肉がモリモリ! 


        



               いろいろ工夫して写真撮りを楽しむことが出来ます



              入り口の左側に建つのはダビデ像(ミケランジェロ作)です。
    



                    ライオンに食べられるぅ?

                   




    




       





              私が感動するのは血管が盛り上がり、いまにも手が動きそうな様子。
                 



            



                   広場の中央にはコジモ一世の騎馬像です。
    



        
                         ずいぶん目の大きい人だったのですね。

                                                               つづく

サンテ・ウストルジョ教会 (ミラノ)

2013年07月21日 | 旅の様子
                     ミラノ旧市街地には歩いて回れる古い教会が多く存在します。

     



        




                14世紀のフレスコ画も保存が良く、美しい色が残っています。

                  



    



                 「殉教者聖ピエトロの墓碑」は優れた彫刻で飾られています。

               



           




    



                




    



        



 
           ミラノ中央駅から朝9時15分のユーロスターでフィレンツェへ向かいます。        


    



        
                  通勤客などで混雑しています。




           閉まるドアに注意のステッカーが面白い。  手ではなくて体全体が挟まれている!

                



                定時に出発したのに、フィレンツェ駅に着いたのは30分遅れでした。
    



                                                           つづく



     

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会 (ミラノ)

2013年07月20日 | 旅の様子
           旅行を決めたのが2週間前だったので、「最後の晩餐」観賞の
                         予約が取れなかった。
                でも、15世紀ルネサンス期に建てられた教会を見に行った。

     

                         左側に隣接している修道院の壁に「最後の晩餐」の絵があるらしい。



     



                       


                内部はブラマンテ設計で、アーチが重なり美しいゴシック様式です。装飾も豪華!






    



                      天井の装飾は複雑かつ豪華です。


       



                             柵越しにフレスコ画を撮りました。

    



                  



    


                  





    



        



                           中庭から見る円形のクーポラ

                       





                   

                                   司祭のガウンの下からジーンズが見えました。





              この日は月曜日で美術館はお休みです、歩いてスフォルツァ城へ。


    
                スフォルツァ城博物館もお休みなので城内を散歩



       



    



       
               14世紀都市国家ミラノを支配したヴィスコンティ家の紋章




            サンタンブロージョ聖堂へ行ったけれど、午後は2時半まで閉まっているので、ここはパス。


                           旧市街を歩くと、古い時代のミラノが感じられます。

    





                   古代ローマ時代の門ををくぐるって・・・

        




    

                    サン・ロレンツォ・マッジョーレ教会です。



正面にコンスタンティヌスの像が建っています。







                  内部はコリント式の列柱が16本ド~ンと!

    




                       私のキャンドルは一番背が高い。
                     





                  4世紀に描かれた「最後の晩餐」と「ピエタ」の絵も必見です。

    



         




               教会の裏へ行くと、4-5世紀に建てられたオリジナルな部分が見られます。

    


                                                                つづく








アンブロジアーナ絵画館 (ミラノ)

2013年07月14日 | 旅の様子
            この絵画館の顔となっている1枚のダ・ヴィンチの「楽師の肖像」は
                    旅行前に東京都美術館で展示されていたのでじっくり見ました。

              17世紀の建物はどっしりと格調あり、床のモザイクは幾何学模様で落ち着いた色です。

              



    



           絵画の写真撮影は禁止なので、写真はありませんがカラヴァジョの静物画も必見です。




                     ガラス戸のステンドグラスのデザインは真似して何かに役立てたいなぁ。

    



        





    

                        中庭から見えるアーチは3層に連なり美しいです。





           絵画館の最後の部屋は図書室で、16世紀からの書物が100万冊あまり所蔵されています。  
                          世界一貴重な宝、との解説があります。

              出口の所でアーディオガイドを返して外に出る、眩しくて目が慣れるまで少々の時間が…。

             



    

                                                                 つづく