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オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

ELTUS(エルタス)に行ってきました

2009年11月07日 21時25分05秒 | オーディオ
Feastrexやアニソン部の事はまた後日に書きます(><)


さて、今回行ってきたのは、ELTUS(エルタス)です。
秋葉原を北に進んで・・・「AVAC秋葉原店のチョイ手前」というと分かりやすいでしょうか?

このエルタスはお店なのですが、(いつものように)訪問前に電話をすると
「完全な状態ではありませんけど、どうぞ」
とのこと。
ん?完全な状態って??


お店へと向かうと、
広々とした窓を持っているのですが、
窓越しにも部品の山が見え、並々ならぬ気配を感じます。
(撮影は忘れましたorz)

店頭には本田さんがいらっしゃり、早速中へ。



店内には、
30年前から集め始めたという、
ウェスタン・エレクトリック(WE)などの歴史上の名機が山のようにあるのです!!
(いや、本当に山盛りに積みあがっているのですw)

「悪名高いのによく来たね」と謙遜して本田さんはおっしゃるが、
今では名機を求めて海外からのお客さんもいらっしゃるそうです。

まず、
低能率SPは燃費の悪いエンジンみたいなもん、と切り出し
高能率SPの良さを説明してくださいました。
確かに、WEの能率「110dB/W」のSPを聴くと、
その明白な音楽表現性に驚かされます。


今回聴いたのは、未だ箱に入っていない状態のスピーカー(というかユニット単体)なのですが、
ウッドベースも気分上々で鳴っているのです。

理論に走っちゃダメ、数値でオーディオは作れない、オーディオは音楽を鳴らす道具なんだから、
という本田さんのお言葉も、この音を聴けば納得です。

(許可を得て)コーン紙を触らせてもらうと「ガサッ(がりっ)」という硬質な感触が指に伝わります。
「普通のはもっと柔らかくて鈍い音ですよね?」と聞くと、
このコーン紙の製法(というか昔の技術)にミソがあるようです。

さらにさらに、このウーハー(約40cm口径)はフルレンジとしても聴けるような音なのです!!!
本田さんは、
本当に優れたユニットは、ウーハーとしてもフルレンジとしても、箱に入れても入れなくても、大音量でも小音量でも、ちゃんと聴けるもの
だとおっしゃっていました。


さて、このエルタスは秋葉原では老舗のオーディオショップで、
今のようにビンテージを始めたのは30年前からとの事。
そんなエルタスも、今は本田さんが一人でやっており、
SP箱作りやWebページの更新もなかなか出来ないとのことでした。

試聴(というより、談話の方をメインにさせて頂きました)中でも、知人の方から電話があり、
興味を持った方はお気軽に電話してみると良いのではないでしょうか?

PCの遍歴にも詳しい(PCの元祖はWEだとか!?)本田さんの楽しいお話を聞かせていただくと、
時間が過ぎるのもあっという間。
すっかり暗くなった空と、(Windows7発売で)活気のある電気街を通って帰路についたカノン5Dでした。



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