趣味の小部屋 ( オーディフィル 公式ブログ)

ひのきスピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。 (管理人:カノン5D)

[試聴タイム編] ミューズの方舟 自作スピーカーコンテスト 2011

2011年12月13日 07時30分46秒 | オーディオ
今回は、開場前の「試聴タイム」のお話です。

試聴タイムは、各人の音チェックはもちろん、
どのような設置でSPを鳴らすかも試行錯誤します。






さて、いよいよ私の番です。





クラッシック、和太鼓、女声合唱を鳴らすものの・・・

なんか変なのです!!!
緊張感が倍増します(多分自分だけw)


違和感は、二つ。

●高域の篭り。バイオリン・女声合唱の旨みが出ない。
●和太鼓の超大音量における、ビビリ音の発生。



前者は、会場の音響が影響しているようです。
「THX」も、広い映画館に合わせて高域を補正するように、この会場でも高域補正が必要なようです。

そこで、アッテネーター(ATT)を調整しました。




普段は、ツイーター(1.0μFコンデンサ直列)に対して、ATTで-6dB程度(?)減衰させているのですが、
それを全開にしました!


5分間という限られた試聴タイムの中で、大慌てで調整し、
そして会場後方へ走っていって、音質を確認。

どうやら、高域のレベルが適正になったようで、
女声合唱のハーモニーも上手く表現できるようになりました。

それほどHiFiな音ではない「W-tone」にとって、
楽器の表情、声のハーモニーは生命線なのですw

まずは、一安心ですね。





さて、次は和太鼓での音のビビリ。

この同軸ユニットDLS-108Xは、カーオーディオ用(4Ω)で、
耐入力100W、ウーハーストローク±6mm保証と、大振幅には強いはず。



それが、コンテスト会場で和太鼓を鳴らすと、
ウーハーが限界を迎えて、「バチバチ」と異音を立てますwww
(アキュのボリュームで、12時ぐらい)

6畳間で2A3真空管アンプを扱うカノン5Dにとっては、未知の領域です。


問題は、ウーハーが底付きしない状態でも、
「ビビビ・・・」という音がするのです。


方舟のメンバーからは、「配線が接触してる?」といった助言を頂きましたが、
私には「あれ」が頭に思い浮かびました。

「グリップマウント(GM)方式」です。





片側は、緩衝材(図中緑色)がありますが、
もう片方は、木材と磁石が「擦れあって」固定されています。




硬質物質同士の接触を残すことで、振動の排出を促すのがGM方式の要ですが、
極限の大音量には課題を残すようです。


試聴タイムが終わった後、補修工事に入ります。
こういうのは「競技ラジコン」で慣れているので、意外と冷静に対処できました。
(とりあえず、写真を撮るぐらいの余裕があるw)




片側に布テープを貼り付けて、ソフトな表面としました。






試聴タイム&諸々 が終わると、時計は11時40分を指していました。
熱心な来場者の方は、すでに扉の向こうに何名かいらっしゃっています!

昼食をとって、開場を待ちます!


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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2011-12-13 17:18:39
アッテネータの位置から推測すると「適正値」と書いてある所が概ね-3dbです。(中央で-4db位なので)に成っています。 コンテストで聴かせて頂きました。 5曲目のサックスの曲でベースのボコボコが気になりましたが、音量の上げ過ぎ? それ以外の曲は音質が1番良かったと思いました。
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コメントありがとうございます (カノン5D)
2011-12-14 06:11:52
お越しくださり、ありがとうございます。

なるほど。-3dBぐらいなのですね。ATTは初めて使ったので勝手が分からなかったので、参考になります!

ベースの音階は、最後まで苦戦していました。やはり、共鳴管のサイズが大きすぎたようで、150Hz前後に10dB近いピークがあるのは把握していました。後て、FE103Enなどに交換してみて改善を図ってみようと思っています。

同じ共鳴管(?)でも、太田さんや田中さんの位であればDLS-108Xにマッチしていたようで、150Hz付近がスムーズに再生できていたと思います。
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