南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

はじめて書いた小説

2007-06-04 23:40:07 | 作家への道
 南野がはじめて小説を書いたのは、小学六年生の時でしたね。
 もちろんそのときは小説家になろうなどと考えたわけでもなく、たんに学校の国語の授業だか宿題だかのことでした。
 当時少年探偵団に嵌っていたい南野は、似たような話を書きました。
 まあ、はっきり言えば、江戸川乱歩をパクっていたわけですが、当時はそんな意識もありませんでした。
 少年探偵がアドバルーンに乗って逃げる怪盗を追う展開だったような気がします(怪人二十面相そのままじゃあ)。
 なんか時間切れで、結末まで書けなかったような気もするんですが、そう考えると、なんかいいかげんな授業ですね。
 ただ、学校から帰ってきても、机に向かって、わくわくしながら原稿用紙に鉛筆で書いていたような気がします。

 その次に書いたのは、中学の時、壁新聞に連載小説を書いたときでしょうか?(なんか広報班とかいう、そんな係の班があった)
 友達に影響されたんでしょうね。
 当時仲のよかったN君というのがいて、N君は壁新聞に小説を書きました。
 「百姓」というタイトルで、大都会のど真ん中に畑を作り、耕す男の話でした。
 南野は密かにこいつは天才だと思ってました。
 そして南野が広報班の班長になったとき、それに対抗すべく、小説を連載したのです。
 タイトルは「誘拐」。よくはおぼえていませんが、主人公が誘拐されて、サメのいるプールを泳いで脱出する話でした。
 って、どんな話だよ、そりゃ? 中学生にもほどがある。

 最近じゃ、ミドルティーンでプロデビューするひともいますが、南野にはそんな早熟な天才など宿っているわけがありません。
 やっぱり中学生がおもしろい小説を書くのは無理があると思い知り、小説を書くのをぷつりとやめました。

 こうして南野がふたたび小説を書き出したのは、長い年月が過ぎたあと。
 でも、やっぱり子供のころのこういう体験があったからこそ、おとなになったときふたたびチャレンジしてみようと思ったんじゃないでしょうか?



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