南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

「魍魎の匣」はびっくり仰天

2007-12-30 20:00:47 | 映画
 映画「魍魎の匣」を見た感想。
 なんじゃこりゃぁあああ?(笑)
 ううむ。ひょっとして監督は笑わせようとしているのだろうか?
 「姑獲鳥の夏」を見たあと、「もう、だまされないぞ」と心の中で誓ったのですが、べつの意味でだまされました(笑)。

 中国にしか見えない戦後日本。
 「うへえ」と言わない鳥ちゃん。
 おまえ頭だいじょうぶかと聞かずにいられない木場。
 威風堂々たる歯磨き関口。
 変装したり、潜入したり、ラリったりする敦ちゃん。
 ほとんど主役の榎さん。
 おどる京極堂。
 江戸川乱歩の「芋虫」のような少女。(どうせなら人犬が見たかった)
 そして最後の箱の中は、どう見ても007の敵秘密基地。

 ある意味、なかなか楽しいぞ。
 ひょっとしたら、姑獲鳥よりはおもしろいかもしれない。

 〈警告〉京極信者の方は見てはいけません。

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)
京極 夏彦
講談社

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コメント (4)
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