南の海のワナビ

小説家を目指す「南野海」の野望ははたして達成されるのか?

「ローレライ」はやっぱり泣けるぜ

2007-12-29 00:39:47 | 映画
 「ローレライ」地上波でやってたんで見ました。
 いやあ、やっぱりいいっすね、これ。
 南野は小説の「終戦のローレライ」も映画の「ローレライ」も両方大好きなんですよ。
 まあ、人によっては、リアリティないだの、アニメみたいだの、戦争物に女いらねえだの、いろいろいうようですが、南野にしてみれば、
 知ったことかぁああ!
 ってな、感じですよ。
 まあ、福井作品の映画といえば、他に「亡国のイージス」とか「戦国自衛隊」とかありますが、正直あっちはつまらなかったですねぇ。(イージスの小説はおもしろいのに)
 しか~し、この「ローレライ」だけは別物だぁ。燃えて、萌えて、泣ける映画でっせ。
 まあ、不満といえば、CGがちょっとしょぼいのが不満ですが、見るに堪えないほど酷くもないので、まあ、脳内補完しましょう。

 どんな話か知らないというひとのために簡単に説明すると、
 第二次大戦末期、ローレライシステムという潜水艦にいながら、外の様子が目で見えるようにわかるシステムを搭載した潜水艦で、東京に原爆を落とそうとするアメリカの作戦を阻止しようって話です。
 んで、そのローレライシステムというのが、早い話が超能力美少女。
 まあ、このへんが、アニメみたいだのいわれるゆえんですが、知ったことかぁあ!
 で、この少女、パウラというんですが、水を媒体にして、人の心を読んだり、位置を探ったりできるわけです。そのせいで、敵艦を撃沈したとき、断末魔の心の叫びが魂を直撃し、しばらく再起不能になるという欠陥だらけのシステム。
 しか~し、想像してみてくだせい。エヴァのプラグスーツみたいなのを着てる美少女が、敵艦を撃沈すると、「うわああああああ」と苦悩するわけです。
 しかも、しまいには心配する主人公(第二主人公か?)に対して、
 「だいじょうぶ。いっしょなら耐えられる」とかいうわけです。
 え、きもい? 知ったことかぁああ!

 とまあ、そういう一面がある一方で、燃えるし泣けるのがこの映画。
 特攻を否定していた艦長が、原爆積んだB29を落とすために、敵の艦隊で溢れるテニアンにたった一隻の潜水艦で突撃。
 東京を救うために、部下の命を涙をのんで犠牲にします。
 そして、最後は、敵のまっただ中に浮上して、飛んでるB29を大砲で一発で撃破。
 まあ、このへんも、ありえねえ、とかご都合主義とかいうひともいますが、知ったことかぁあああ!
 それを見とどけた艦長、高々と帰還を宣言して海の中に。しかし、そこには爆弾の雨が……。
 ここは泣くところです。みょうに冷めて見ているひとは、なにかがまちがっています。
 熱い。熱いぜ、ローレライ。

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