第6回スーパーダッシュ小説新人賞大賞の「鉄球姫エミリー」が発売になりました。
一応ワナビとしてはチェックせねばなるまいと、読んでみたのですが、ううむ、かなり癖のある作品でした。
まず主人公のエミリーですが、王女なのに下品というか、スケベな中年親父そのもの。
これは審査員の先生にも受けが悪かったようですが、悪のりしすぎでは?
講評に下ネタがどうのこうのと書かれてありましたが、読んで「こういうことだったのか?」と納得。
まあ、たしかに個性的なヒロインと言えばそうなんですが……。
そして下品な王女と、それにふりまわされる人々のどたばたコメディと思わせておいて、話はどんどん過激かつ陰惨になっていきます。
なにせ主要登場人物、敵も味方もほとんど死にますから。(敵にしたところで根っからの悪党というわけでもないのに)
このへんはいろいろ評価が分かれるところかも。
南野はそのへんのところはだいじょうぶ。そんなことで鬱になったりはしません。
基本的にストーリーはすごくおもしろいんじゃないでしょうか?
キャラも主役はちょっとあれだけど、敵役の設定はかなりいいと思います。
南野が一番気になったのは、文章ですね。
めちゃくちゃ読みづらいです。
とくにバトルシーン。
テンポ良く、ぱんぱんぱんとリズムに乗って読ませなくちゃいけないところで、くどい描写が入る。
しかもくどいわりにわかりづらい。
どんなバトルがくり広げられているのか把握するのに、努力が要ります。
冒頭から視点がころころ変わりすぎるのもどうかと。
正直、ここ数年のラノベ新人賞の受賞作(南野が読んだもの限定ですが)の中でももっとも読みづらい作品でした。
なにをえらそうにと思われるかもしれませんが、これは正直な感想。
まあ、たんに文章のリズムが南野と合わなかっただけかもしれませんが……。
(ネットの評判を見てみると、すごく読みやすいという人もいるので、南野が特殊なのかもしれません)
部分的に受け入れがたいところもあるけど、個性的で波瀾万丈の物語を書く作家って感じでしょうか?
冒頭数ページを読んでみて、この文章が苦にならない人ならば、読んでみることをおすすめします。
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まず主人公のエミリーですが、王女なのに下品というか、スケベな中年親父そのもの。
これは審査員の先生にも受けが悪かったようですが、悪のりしすぎでは?
講評に下ネタがどうのこうのと書かれてありましたが、読んで「こういうことだったのか?」と納得。
まあ、たしかに個性的なヒロインと言えばそうなんですが……。
そして下品な王女と、それにふりまわされる人々のどたばたコメディと思わせておいて、話はどんどん過激かつ陰惨になっていきます。
なにせ主要登場人物、敵も味方もほとんど死にますから。(敵にしたところで根っからの悪党というわけでもないのに)
このへんはいろいろ評価が分かれるところかも。
南野はそのへんのところはだいじょうぶ。そんなことで鬱になったりはしません。
基本的にストーリーはすごくおもしろいんじゃないでしょうか?
キャラも主役はちょっとあれだけど、敵役の設定はかなりいいと思います。
南野が一番気になったのは、文章ですね。
めちゃくちゃ読みづらいです。
とくにバトルシーン。
テンポ良く、ぱんぱんぱんとリズムに乗って読ませなくちゃいけないところで、くどい描写が入る。
しかもくどいわりにわかりづらい。
どんなバトルがくり広げられているのか把握するのに、努力が要ります。
冒頭から視点がころころ変わりすぎるのもどうかと。
正直、ここ数年のラノベ新人賞の受賞作(南野が読んだもの限定ですが)の中でももっとも読みづらい作品でした。
なにをえらそうにと思われるかもしれませんが、これは正直な感想。
まあ、たんに文章のリズムが南野と合わなかっただけかもしれませんが……。
(ネットの評判を見てみると、すごく読みやすいという人もいるので、南野が特殊なのかもしれません)
部分的に受け入れがたいところもあるけど、個性的で波瀾万丈の物語を書く作家って感じでしょうか?
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