雨上がりの空

大雪以来すっかり乾いていました。
鼻の中がパリパリと音を立てるような感じでした。
喉にも痛みのある程の乾いた空気。
大陸の中や、砂漠みたいな感じ。
けっこう辛かったです。


今まで何回か夕立みたいなものや、小雨も降りました。
車が汚れる程度の雨だったのです。
それがシッカリと半日以上降ってくれました。


雨の上がるまで残務していたのですが、希望に沿ってはくれません。
帰宅間際まで止まなかったのです。
そして雲間から山が見えたのです。
きれいな若息吹色の緑が覗いていたのです。
綺麗な色に感動しました。

空気の洗浄が済んだ訳ですからね。
清々しい色の緑。
里山近くの住居地だからこそです。
肉眼でしか堪能できない景色なのです。




畑の土が乾燥して舞い上がっていた春。
これで一段落ですね。
半月もすると梅雨模様になるでしょう。
ジメジメした空気に様変わりする。
カビの元気な季節が来るのです。



移り行く季節を楽しみながら、毎日を暮したいものです。
それが一番の幸せなんでしょう。




　

やぶ蚊発見

やぶ蚊が出たと人伝手に聞きました。
例年なら自宅のやぶ蚊は、真っ先に出現するのです。
たいてい四月に被害が出るのが通例でした。


ところが今年は藪蚊の出る大切な雨が降らない。
ボウフラになって蚊に変化できないのです。
先月からスッカリ乾いているのですから。


何度か夕立がありましが、一過性で雨量も少ない。
通常の雨も、微かに雨音を立てる位で消え去る始末。
乾燥しているのです。


今年は冬にとんでもない雨の量が雪になった。
温かで湿った冬でした。
先払いしたのか、春になって雨の便りが殆どない。
だから蚊も出ません。
カエルだって一度しか鳴かなかった。


北に帰らない鴨が近所にいます。
今年は天候のせいか動物まで変なのです。
何か悪いことが起きなきゃいいのですが。




　

科学雑巾

通常の呼び名が何と言うのか知らないのです。
ケミカルモップ、ハンディーモップ、手ボウキ？
よく理解していませんが、店に行き何とかジェスチャーすると通じます。
「手で埃を払うヤツ」とか言えば、大抵通じます。
今日もそんな感じで伝わりました。


昔は水を使わないモップとして驚きの登場でした。
徐々に模倣品が増えて、しまいには百円均一で売られています。
リサイクルされていた品が、使い捨てです。
飲料水より安いから、洗って薬品付けてなんてしません。
使い倒して、箒の柄や毛、芯などが擦れて破けて、千切れて終わりです。
使い切った感じが漂います。

もう駄目だなと思うと、百円均一で購入して、古い品は廃棄。
同じ品を手に入れる機会はなく、たいてい新しい形になっています。


最近は粘着シート式のコロ型がモップとして人気みたい。
床がどの様な種類でも、使るからでしょう。
掃除機は騒音がしますからね。
いろいろとアイデア商品が登場しても、無くならないのが旧品類。
市場に認知されると、少数派になっても居残ります。
箒だって立派に使われ続けています。
水モップも健在ですから。



ちょっとその辺の埃を払う。
この使い方にはハンドタイプが一番です。
これからも頻繁に買いに行くことでしょう。




　

ローテク電気ポット

自宅の電気ポットが壊れたと母親から言われました。
お湯を沸騰させたまま止まらなくなったのです。
最初は洗浄機能を作動させたのかと思いましたが、止まりません。
こりゃ駄目だと、電源を切りました。

電子式のボタンなので、電気が止まると給湯できない。
震災前に購入したから、停電のことを考慮していません。
湧いたお湯が使えないのです。


朝一で近所のスーパに買い出しです。
同じような電子式は辞めて、旧来のポンプ式にしました。
保温力が今一つの品ですが、容量を下げてみました。
これなら壊れる要素が低いし、壊れても買い替えるのに抵抗が少ない。



自分の子供の頃はポットは魔法瓶。
子供ではお茶が容れられなかった。
それがポンプ式になり、省エネ式の電子制御になった。
ハイテク万歳の思想がありました。

震災以降は、使う分だけ思想になった。
便利はエコじゃないと思うようになったのです。
なので急速湯沸しを提案しましたが、却下。
イチイチ面倒は嫌だと言います。
高齢者は立ったり座ったりを嫌います。
なので、一世代前のポンプ式になったのです。


今は珈琲はデミスタ式が流行していますね。
珈琲だけならいいのでしょうが、湯は用途が広い。
健康にも珈琲は良くない。
ゴミも増えますしね。


太古から湯に親しんできた人類。
今も温かな飲み物が欠かせません。
ポンプを押しながら、昭和の終焉時を思い返していました。
あの時は深夜作業を雪国で行っていました。
給湯しながらニュースを聞いたんだと、思い出が蘇ります。
特別番組だらけになっていたテレビです。


思い出は、何かの品物と共に蘇る。
魔法分を使うことが起きたなら、何を思い出すでしょうか？
楽しみにしていたいものです。
魔法瓶、今も売ってるのかな？



　

電動アシスト自転車

久しぶりに乗車しました。
最後に乗ったのは昨年の事です。
それから大雪だの、強風だの、花粉症だの問題ばかり。
いろんな原因で、体調不良になってしまいました。
日常生活が精一杯になったのです。

特に花粉症の頃は酷かった。
散歩さえできない状況です。
重篤患者になった気分でした。
それで自転車に乗って、大きく呼吸したりできなくなったのです。


それも今月でお終いです。
膝の痛みも腰の痛みも軽減されました。
長時間散歩も何とかなっています。
それで自転車に乗って見た。
結構膝に負担が掛かります。
若干痛みが走りますが、無理しなければイイ。


今日は休日で予定もないから（あるのですが）ノンビリ。
近所の散策しながら、お使いにも出てみた。
何とかなりそうです。
ともかく無理をしないでペダルを漕ぐ。
マズイなと思ったら止めて休みを入れる。
それで充分です。



何かせねばならない。
それさえ捨てれば何とかなる。
世間の常識や、期待に背けばいい。
全て自分流にすることが、生き残れる手段みたいです。
駄目人間になることですね。


田舎道を北風に吹かれながらも、坂道を登れる。
これも電気のおかげです。
ハイテクのおかげです。