初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

ローテク電気ポット

2014年05月18日 19時01分30秒 | 雑多な話し
自宅の電気ポットが壊れたと母親から言われました。
お湯を沸騰させたまま止まらなくなったのです。
最初は洗浄機能を作動させたのかと思いましたが、止まりません。
こりゃ駄目だと、電源を切りました。

電子式のボタンなので、電気が止まると給湯できない。
震災前に購入したから、停電のことを考慮していません。
湧いたお湯が使えないのです。


朝一で近所のスーパに買い出しです。
同じような電子式は辞めて、旧来のポンプ式にしました。
保温力が今一つの品ですが、容量を下げてみました。
これなら壊れる要素が低いし、壊れても買い替えるのに抵抗が少ない。



自分の子供の頃はポットは魔法瓶。
子供ではお茶が容れられなかった。
それがポンプ式になり、省エネ式の電子制御になった。
ハイテク万歳の思想がありました。

震災以降は、使う分だけ思想になった。
便利はエコじゃないと思うようになったのです。
なので急速湯沸しを提案しましたが、却下。
イチイチ面倒は嫌だと言います。
高齢者は立ったり座ったりを嫌います。
なので、一世代前のポンプ式になったのです。


今は珈琲はデミスタ式が流行していますね。
珈琲だけならいいのでしょうが、湯は用途が広い。
健康にも珈琲は良くない。
ゴミも増えますしね。


太古から湯に親しんできた人類。
今も温かな飲み物が欠かせません。
ポンプを押しながら、昭和の終焉時を思い返していました。
あの時は深夜作業を雪国で行っていました。
給湯しながらニュースを聞いたんだと、思い出が蘇ります。
特別番組だらけになっていたテレビです。


思い出は、何かの品物と共に蘇る。
魔法分を使うことが起きたなら、何を思い出すでしょうか?
楽しみにしていたいものです。
魔法瓶、今も売ってるのかな?