夕刻から雨の予報は知っていたけれど、
あえて傘を持たずに遠い駐車場へ車を停めて、
駅へ向かった自分。
東京から帰る電車の窓に雨粒を認めたのは深谷当たり、
悪い方に予想は的中してしまった。
着ている上着はダウン・ジャケット。
雨は天敵なのです。
放水加工した激安ジャンパーで良かったのに、
肌寒いのと肩こりが元で、
軽い防寒服が欲しかったのです。
不運は悪い流転を始めたのでした。
「春雨じゃ、濡れて行こう」と
風流な言葉でも出れば一人前ですが、
携帯電話で親を呼ぶ女子校を横目に、
年甲斐も無くダッシュを決め込んだ自分を、
カワイイ奴だと笑ってあげました。
ンー、空しい。