初老男のノンビリしたブログ

近所や周辺の事柄に対して、書き記して行きます。

絵画のような山並み

2017年01月16日 18時51分47秒 | 道すがら思う

窓から見える山々がすべて、銀色に輝いていました。
それも昼時までで、午後はそれなりの白さになりました。
とても美しい風景を見て、心が休まったのでした。

雪が降っている最中は、気分が最悪です。
関東の平野部は、降雪を一切考慮しない街作りをしています。
インフラ整備を無駄と考える人が多いからです。

雪が降ったら溶けるまで待てばいい。
そんな考えなのですね。
その割に、一番文句を言うのもそんな人。

リスク管理とか、災害への想像力が足りないのです。
ああすればこうなる。
これとこれは必ずこうなる。
勉強し過ぎると、脳が一定の癖が付いてしまうのです。
世の中すべては、原因と結果が一つの方程式だと思い込むのです。
世の中にそんな公式はありません。

原因と結果は一つですが、逆に遡れても順番に進行しません。
不可逆的なものです。
未来は予見できないものです。
予想が立つだけです。

困りものの雪も、ひと時だけは美しい風景を見せてくれます。
予測できる風景でも、実際の色合いや光はわかりません。
それだからこそ、人には芸術があるのでしょうね。
見た事無い物等を、想像と技能で獲得するのです。

暫し見つめて感動し、鼻水を流したのです。
 
金曜日に降らない事を祈るばかりです。