生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

アートフェア京都/鈴木淳夫の彫刻=絵画

2010年05月08日 01時27分21秒 | 美術/絵画
2010年5月8日-1
アートフェア京都/彫刻絵画

2010年5月7日

 アートフェア京都の初日。
 ・アートフェア京都/ホテルモントレ京都4階客室/烏丸三条南/入場料2,000円。
 http://www.artfairkyoto.com/#/concept
 http://www.neutron-kyoto.com/event/afk2010/index.htm
には、
  「今や京都は……、現代の日本美術シーンを生み出す最大産地であり、……。その京都から……最新の美術を発信し人々を集めることは、東京に一極集中する美術経済の構造もゆるやかに変えていくきっかけとなると考えます。さらには京都における旧来の市場原理を変化させることも期待しています。」
とある。「京都における旧来の市場原理を変化させる」というのは、なんだろうか。それはともかく、関西で美術や芸術が盛況になることを願う。

 出展していたギャラリーの地域別分布は、
  京都    12
  東京     9
  愛知     5
  京都/東京  3
  大阪     2
  奈良/東京  1
  東京/京都  1
      計 33
であった。
 アートフェア東京はブース方式だが、ここでは廊下がL字型になっている、4階のほぼすべてのホテル客室で繰り広げられていた。美術展示に使われていた客室は、
  スーペリアツイン   11
  スーペリアシングル   6
  スタンダードツイン   8
  スタンダードシングル  8
           計 33
であった。
 壁面、出窓、ベッド、姿見鏡(にテープ止め)、浴室(浴槽、壁面、鏡面。天井から吊るし)、床(ツインベッドの間も)と、あちこちに展示。

 アクリルですっきりとしていて少しいいなと思ったのがあったが、表題札〔説明文 caption〕が見当たらないので聞くと、その画廊の人が東京だったかで買ったもので、売り物ではなかった。

 気に入ったのが、鈴木淳夫の作品で、カーブドペインティングという表題。carved paintingだろうが、作家パンフレットによれば、2003-2005の個展名はcarve paintingとなっている。
 色を層別に配置して削り取るというやり方のものを風間虹樹に依頼しようと思っていたが、鈴木淳夫はすでに実作をつくっていて、しかも素晴らしく美しい。明日から霞を食ってしのいででも、買うしかない。



[鈴木淳夫 2008 カーブドペインティング 部分](画像blog公開了承済み)

 さて、プログレッシブ和英中辞典によれば、
  「sculptureは金属石木などを彫って像を作ること.engravingは表面に字や模様を刻むこと.carvingはどちらの場合にも使われる」
とある。
 彫刻された絵画か、絵画的な彫刻か。両方なのだから、彫刻=絵画。

 鈴木淳夫公式ホームページは、
http://suzukiatsuo.art758.com/
 立体的な彫刻=絵画も作っている!