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福島原発と東北地方太平洋沖地震95

2011年04月20日 02時28分28秒 | 生命生物生活哲学
2011年4月20日-3
福島原発と東北地方太平洋沖地震95

 
 東電が発表した工程表について、いくつかのテレビでも、そんな期間では進まないだろうと言っていた。さすがに、東電や政府の発表に対して、少しは批判的意識でのぞむようになってきたということなのだろうか。

 下記に、小出裕章氏が工程表について意見を述べている。

【福島原発】2011/4/18/月★東電の工程表について 1/2
http://www.youtube.com/watch?v=ZozryTqb9Y0

【福島原発】2011/4/18/月★東電の工程表について 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=ZozryTqb9Y0

 小出氏は、東電のやろうとしている水棺方式はできない、という。
 また、窒素注入は意味が無いとも。一号機で必要なら、二号機と三号機もやらなければならないはずだと疑問を呈している。
 そして、このような高い放射線量では、小出氏は作業員は何万人も必要になるだろうと言う。
 ロボットでは(人間のように)見ながら測定しているわけではないので、もっとも高いところを測っていないと言う。
 たとえば2号機は格納容器の一番低い部分(サプレッションチェインバーが壊れている。これは東電も認めている)が壊れている。
 水をかけて冷えるまで待つしかないと言う。

 
 冷やすのに外から水を入れているので汚染水は溢れるわけだが、それをも含めた循環を作るには、すでに組み立てたものをくっつけるのがよいだろうが、それを一部破損している原子炉に繋ぐところが問題である。結局、汚染濃度が高すぎて作業困難である。
 チェルノブイリでは、マスクをしていたのでは作業ができないとかあったりして(主要には高い放射能によるが)、死者が出た(最近のテレビでやっていた)。石棺は破損部分も出てきて、それをさらに外に覆う物体を先に組み立てて、それをレール式で移動して石棺を覆うということが計画されているが、資金不足で進まないという。

 ロボットコンクールが日本では開催されてきた。よく練った計画を立てて、役立ちそうなロボットを投入するのはどうだろうか? できるだけ、人間による作業を減らすようにして。

 ゼオライトは吸着するらしいが、放射性物体の放射能(放射性物質の放射活動またはその性能)を中和する技術は無いのだろうか。[物質とは分類カテゴリー、つまり概念であり、物体とは具体的な物を意味する。]