生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

太地町住民の毛髪の水銀濃度

2010年05月10日 14時23分20秒 | 生命生物生活哲学
2010年5月10日-1
太地町住民の毛髪の水銀濃度

 朝日新聞2010年5月10日の26面によると、環境省水俣病総合研究センターの太地町住民3526人のうちの1137人についての2009-2010年の調査結果では、
                    毛髪〔メチル?〕水銀濃度
  最近1か月間に鯨やイルカを食べた男性      15.2ppm
  最近1か月間に鯨やイルカを食べていない男性    8.3ppm
  男性の平均                   11ppm

  最近1か月間に鯨やイルカを食べた女性       9.75ppm
  最近1か月間に鯨やイルカを食べていない女性    5.64ppm
  女性の平均                    6.63ppm

  1137人の平均                  8.26ppm
  全国14地域の平均                2.12ppm

  世界保健機関による、
       神経障害を発症しかねない基準〔濃度〕 50ppm
  この基準を越えている者は43人
  最高の濃度は、70代男性の           139ppm

 遠藤哲也北海道医療大准教授らのグループが、2007年12月から2008年7月に、同町男性住民30人、女性20人について毛髪の総水銀濃度を調査した結果
http://ch12255.kitaguni.tv/e1551174.html
では、
  男性                       21.6ppm
  女性                       11.9ppm
  日本人男性の平均値                2.55ppm
  日本人男性の平均値                1.43ppm

 この調査結果を受けて、最近1か月間に鯨やイルカを食べたかどうかを聞いたのかな? しかし、最近のほうが低い。メチル水銀濃度と総水銀濃度とは異なるのか。
 鯨肉での濃度はいくらか、を調べずに、まったく食べないことにしよう。うまい生鯨肉はうますぎるほどだが、あきらめが肝心。
 では、マグロはどうなのか? 大学生のころ汚染が騒がれて、トロは安くなっているだろうということで、空いていた寿司屋に友人たちと食べにいったことがある。ダイオキシンの母乳内濃度は、禁止された後、急激に減ったというデータがある。水銀濃度の全国14地域の平均の2.12ppmというのは、かつてより減っているのか?