生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

大飯原発再稼働で早速の不具合を隠蔽/2009年11月14日 核分裂原子炉は危険

2012年06月21日 00時12分58秒 | 放射能
2012年6月18日-1
大飯原発再稼働で早速の不具合を隠蔽/2009年11月14日 核分裂原子炉は危険

 今は消えたしまったブログで書いた、「2009年11月14日 核分裂原子炉は危険」を下記に再録する。

【再録】
2009年11月14日
核分裂原子炉は危険

 2009年11月14日朝日新聞の33面にきわめて小さな記事で、美浜原発1号機が停止したとある。隠蔽されずに発表された全国原発の不具合だけでも相当の数であるからか、小さな記事である。
 定期検査を終わって再起動中のときに、「発電電力が一時的に急上昇や急降下を繰り返す現象が起きたため」とある。
 核分裂型の原子力発電は制御できないことが起きることから、物理学的知見(法則についての知識)が不十分だと思う。今回の事例では、定期検査後なのだから、少なくとも人間による見落としなども含めて、安全性はいまだに確立されているとは思えない。
 実際、スリーマイルやチェルノブイリといった大規模な事故や数多くの小さな問題が現実に起きたわけである。核分裂型原子力発電の科学技術は確立されたとは思えない。
 一方、現在の気候モデルでのコンピュータ計算による予測性は、経験的テストは無いと思うので、信頼できない。(このままの経済生活では地球がシステムダウンするということは、わたしも確かだと思うし、石油を燃やすことは止めるべきだと思うが、シミュレーション結果が部分的にでもテストされていないので、立論は説得性が無い。)
 したがって、二酸化炭素削減の方策の一つとして、現行の原子力発電の寿命を延長させるとか、新設するとかは、狂気の沙汰のように思える。

http://www10.plala.or.jp/trinity7/archives/mama2009-11.htm