再 会
永い月日とは 何だろう
毎日そばにいる人がいる
そばにいるひとは それだけで たいせつな人なのだ
しかし 30年も前に ある場所で出会い 別れた人がいて
特別に親しかったわけではないけれど
心のかたすみに その人の存在を 意識して生きてきた
そして30年後の 再会
30年はおそらく 永い月日だろう
しかし まるで昨日別れたばかりの若々しさで
その人は語った
どれだけ私は語れたのだろう
30年分の3時間とは
やはり短すぎると思うけれど
この短さが私に哀愁を残した
「せめて 握手をしておけばよかった」
会う前は思っていたことだった
それは3時間という時間の短さのせいではなかったのだが
再会という すこし重いできごとのために
準備していたうちの10分の1しか 実行できなかった
その人は10分のいくつくらい 実行できたのだろうか
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/hirono10asao42/MYBLOG/yblog.html