動画・東部労組東横イン東京日本橋支部結成申し入れ
年も押し迫った昨年12月31日の大晦日、ビジネスホテルの全国チェーンを展開する「東横イン」の東京日本橋店で働く8人(接客のフロント6人、室内清掃等を担うメイク従事者1人、朝食提供時の調理・配膳業務を担うパントリー1人)の仲間が、「全国一般東京東部労組東横イン東京日本橋支部」を結成しました。3月15日、同店舗の支配人によるパワーハラスメントを背景とした会員獲得ノルマの強要撤廃、入社時期の相違による差別的な賃金体系の是正などを求め、同店舗支配人に対し申し入れを行い「労働組合結成通知」と「要求書」を突きつけました。
申し入れに際しては、毎月の定例ミーティング終了後、組合員7人が店舗のフロアに待機しているところに本部担当者である渡辺副委員長と矢部書記次長が合流。松山支部委員長が「労働組合結成通知」を、矢野支部書記長が15項目を掲げた「要求書」をそれぞれ読みあげ、支部全組合員が拍手で確認し、東京日本橋店・服部支配人に手渡しました。
続いて行われた団体交渉では、おもに服部支配人による支部組合員に対するパワハラを追及。支部組合員全員がこれまで胸の内に秘めていた思いのタケと怒りを、同支配人ぶつけました。また、会員ノルマに関しては、その獲得過程での上層部による不当な圧力につき改善を要求、同支配人から「会員獲得はノルマではない」との明確な回答を引き出しました。
そして、終盤になり、「会員獲得は(ノルマではなく)目標であること確認する」「今後、労働条件の変更については、労使とも団体交渉で協議する」などを内容とする「確認書」を服部支配人と取り交わし、成功理に申し入れ行動は終了しました。
しかし、公然化以降、服部支配人からは年度末の評価面談などと銘打った巧妙な個別接触が、各支部組合員に対し図られてきており、この面談の場が不当労働行為の温床と化する可能性が否定できません。
また、本社からは抗議文が東部労組本部宛送付され、東部労組及び支部に対し、店舗「乱入」や「暴力的言動」などまったく事実に反することをでっち上げ謝罪を要求し、「確認書」違法・無効の表明、東部労組のもとにある「確認書」の返還も求めています。これは、東部労組及び支部による団体交渉申し入れへの回答を引き延ばすための卑劣な工作であり、立派な不当労働行為です。
支部の仲間たちは、支部あげて全力でこれら一連の会社による攻勢を跳ね返していく決意を固めています。しかし、このように団結の固い支部ではありますが、立ち上がったばかりという虚を突かれさらなる攻撃にさらされることも十分考えられます。支部の仲間が敢然と立ち向かってゆくには、皆さんからの「追い風」が絶対に不可欠であることは言うまでもありません。
どうか、これからの、そして引き続いてのご支援よろしくお願いします!