
(昨年11月、配信停止の撤回を求め、社長宅前でのアピール行動)
2月21日、東部労組東陽ガス支部と会社との第4回団体交渉が東陽ガス春日部本社にて行われました。
組合からは本部菅野委員長、東陽ガス支部井上委員長はじめ10名、会社からは坂寄社長、弁護士2名はじめ8名が出席しました。
前回の団体交渉で、組合側は不当な「管理費」の徴収をやめ、過去分を返還することをはじめとし、「借金漬け労働」解消に向け、会社として解決案を提示することを強く求めました。
その結果、会社はこの日の団体交渉で「総合的な解決案」を提示する、と約束したのでした。
しかし当日2月21日の団体交渉で会社から提示された「解決案」は不十分なものでした。
東陽ガスにおける働き方の問題のひとつに、配送エリアの問題があります。
配送員に対し、その日ごとに会社が配送先を指定するため、遠方から遠方へ、というように、非常に不合理な配送ルートが形成され、その結果、配送数(東陽ガスにおいては収入に直結)は少なくなる一方、走行距離が長くなり、その分、配送員が負担を強いられているガソリン代の負担が大きくなり、収入が少なくなる、という実態があります。これも東陽ガス配送員の低賃金の一因となっている、と組合は改善を求めています。
会社のこの問題に対する「解決策」としての回答は、「不合理な配送エリアについては、申請してくれれば修正する」と、あくまでも「対症療法」的なものでした。
また、「管理費」の問題については、「過去に徴収した分は返還しない」「今後、徴収をやめると会社の経営が立ちゆかなくなる。徴収をやめるのであれば配送員に支払う配送単価を下げることも考える」と回答したのです。
会社の回答は、根本的な解決にはつながりません。
組合は「根本的な問題は東陽ガス配送員の低賃金にある。生活が苦しい、生活ができない、という実態を会社は直視せよ」とあらためて強く訴え、会社を追及しました。
そして、組合の怒りの声、訴えに、会社はまたしても「組合の提起を受け、会社として再検討してあらためて案を提示する」ことを約束したのです。
東陽ガスは「借金漬け労働」をただちに解消せよ!
暖かいガスが使えるのもすべて配送員さんのおかげです。ガス料金の少しばかりの安さの裏には配送員さんの汗と涙があります。
労働者および消費者の皆さんは応援してあげて下さい。
みなさんなんとか協力お願いします。
こんなことあってはいけない絶対に。